子どももお米もぐんぐん育つ!つくばどろんこ保育園

2016.06.15

#保育

つくばどろんこ保育園

2016年度にどろんこ会グループが新たに開園した保育園をご紹介します。今回は、約1,000坪という広大な敷地面積の「つくばどろんこ保育園」。どろんこ会が茨城県に初めて開園した認可保育園です。

木造・平屋(1階建て)の園舎

つくばどろんこ保育園外観
床も壁も天井も、もちろん柱も木造です

日々触れる建物をすべて木でつくることにより、子どもたちにも親しみやすい空間となりました。平屋なので、階段で転んで怪我をする心配もありません。園庭に面してぐるっと縁側が囲むことで内・外を隔てるものがなくなり、子どもたちはいつでも自由に外へ飛び出して遊べるようになっています。

利用シーンに合わせて幅の広さを工夫した縁側
利用シーンに合わせて幅の広さを工夫した縁側
ツバメの巣
縁側の屋根には、ツバメの巣!二羽の親鳥が、頻繁に出入りします
園舎内の琉球畳を敷いたスペースで畳の香り漂う中、すやすやお昼寝
園舎内の琉球畳を敷いたスペースで畳の香り漂う中、すやすやお昼寝

園内には果樹も豊富

1階建て園舎により日陰となるスペースも少ないことから、日照量が必要不可欠な果樹もたくさん植えられています。みかん、柿、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、イチゴ、杏・・・など、まるで果樹園のよう。水やりなどの手入れや収穫を子どもたちが行うことによって、日常的に自然体験できるようになっています。

保育園ができる前からあるイチゴ、子どもたちが水やりをして育てました
保育園ができる前からあるイチゴ、子どもたちが水やりをして育てました
ピーマンのお世話をする園児
毎日水やりをして、大きく育ったピーマンを紹介してくれました

保育園の中に田んぼ

どろんこ保育園初、田んぼのある保育園
どろんこ保育園初、田んぼのある保育園

この場所は、もともと田んぼと畑が広がる広大な農地でした。原風景をできるだけ残したいという思いから、田んぼと畑の一部を園庭の隣にそのまま残すことになったのです。その結果、田んぼで子どもたちが自ら田植えや稲刈りをして収穫されたお米を食べる、という園内で完結する食物サイクルができました。食育だけでなく、田んぼにはカエルやアメンボ、鳥などさまざまな生き物が集まり、自然の営みをリアルタイムで体験できるようにもなっています。

初めての田植え体験

先生が田んぼの両端に立ち、端から端までの長さの紐を持ちます。紐には等間隔に赤い印が付けられていました。子どもたちは紐の前に一列に並び、自分の前にある印の場所に植えます。みんな植えたら一歩下がり、また印の場所に植える。これを何度も繰り返し、田んぼの真ん中まで頑張りました。苗の束を片手に、腰を屈めて植えていきます。最初はぐちゃぐちゃでしたが、3列目くらいからコツをつかんで等間隔に植えられるように!隣の子の様子を見て、植え方を教えてあげたりする様子も見られました。

一生懸命田植えをする子どもたち
一生懸命田植えをする子どもたち
どろ遊びでおおはしゃぎ
どろ遊びでおおはしゃぎ
つくばどろんこ保育園の土地を所有されていた地主さん
この土地を長年守り続けてきた地主様、トラクターで田植えの準備からご協力いただきました
田植えに参加した理事長の安永とはしゃぎすぎた子どもたち
田植えに参加した理事長の安永とどろんこの子ども
田植え後に全員で集合写真
田植え後に全員で集合写真

園長インタビュー

Q. はじめての田植え、子どもたちの様子は?

A. 悪ふざけする子どももいなくて、みんな真剣に取り組んでくれました。「自分たちの田んぼ」と思ったのかもしれませんね、想像していたよりもずっと丁寧に、上手にできたので驚きましたよ。田植えが終わってからのどろんこ遊びは大変でした(笑)が、田んぼやどろの感触を、手や足や全身で知る機会になり、良い体験になったのではと思っています。カエルを捕まえたり、アメンボを追いかけたり、生き物ともたくさん触れ合えたようで、帰りの会で聞いたらみんな元気に「楽しかった!」の声が聞けました。

Q. どんな保育園にしていきたいですか?

A. つくばどろんこ保育園ができる前、この土地は農地として利用されていたので、今でもびっくりするぐらい野菜や果物がぐんぐん育つんですよ。子どもたちも元気に遊べて、ぐんぐん育つ保育園にしていきたいですね。保育士にとってもそれは同じで、この環境から日々たくさんの刺激をもらっています。試行錯誤の毎日ですが、子どもたちがもっと魅力的な体験ができるように、知恵を絞り、愛情を注いでいきたいと思っています。そんなつくばどろんこ保育園を、ぜひ応援してください。

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