三位一体で学びの場(後編)~講演後インタビュー

2018.07.12

#学ぶ

勉強会 東寺尾どろんこ保育園

職員のみならず、保護者や近隣住民の方々にも「学び」や「気付き」の場を企画・提供しているどろんこ会グループ。
前編では東寺尾どろんこ保育園で行われた山崎洋実さん(通称ひろっしゅコーチ)の笑いあり、涙ありの講演会の様子をお送りしました。
前編はこちら

今回はご参加いただいた方々の感想、そして、講演では時間の関係上お話いただけなかった「どろんこ会で講演を引き受けた理由」「保育者へのメッセージ」「これからの子どもに必要なこと」などをお聞きしました。

「子育てって楽しいんだ!と思えた」~参加者の声~

ご参加いただいた皆さんに感想を聞きました。
まずは日ごろお子さんをどろんこ保育園に預けていらっしゃる保護者の方々にお伺いしました。

保護者の方々
園児保護者の方々

–これが噂に聞く「ひろっしゅコーチ」か!!という感じで、魅力的ですぐに引き込まれました。
— やる気が出ました!子育てって本当は楽しいんだ!って思えました。
–「あるある!」と共感できるエピソードが沢山あって最初から最後まで心奪われました!
— 全てをすぐに実践するのは難しいかもしれないけれど、子どもに対して「YES」から入っていきたいと思います。

都内保育士のお二人
都内のどろんこ保育園、保育士のお二人

–楽しいし、聞きやすくて2時間があっという間でした!保護者の方が困っているであろうことを面白おかしく紹介してくれたのがとても参考になりました。
–まるで「漫談」を聴いているようでした(笑)。「こうするべき」ではなく、バランス感覚を持つことや肯定して聞く。子どもをコントロールするのではなく自分をコントロールする、などとても参考になりました。

「体験」が財産になる~山崎さんに伺いました

セミナー終了後、東寺尾どろんこ保育園の中村園長と本部運営部の渡邊さんと共に山崎さんにお話を伺いました。

座談会

–普段は「ママイキ」など、ママさん向けのプログラムが多いように感じますが、今回の参加者の中には男性や独身の保育士もいました。どうしてどろんこ保育園での講演を受けてくださったのですか?

実はどろんこ会グループの保育園にお子さんを預けている保護者の方からのご縁で今回の講演の話をいただきました。講座を始めて15年間、私は宣伝していないんです(笑)。全部口コミです。私の講座は決して「ママ」に限った内容だけではないので、パパを含めた保護者の方や祖父母の方々、また独身の保育士の方々にも講演を通して受け取っていただけることが多いのではないかな、と思ってご依頼をお受けしました。
講演の中でもお伝えしている「自分のコミュニケーションパターンを知る」だけで、すごく変わっていけるはずです。是非日々の生活の中にエッセンスとして今回お伝えしたことを取り入れていただければ、と思っています。

受付
保護者の方々も運営や受付のお手伝いをしてくださいました。
サイン会
終了後のサイン会には長蛇の列ができました。

–日中保護者に代わって子ども達と接している保育者に対して一言いただけますか?

保育士は子どもの専門家。『お母さんを苦しめるのは専門家』園児の心配な行動を伝えるより、大丈夫だよと良い面も伝えてあげてほしい。それだけ専門家の言葉は本人達が思っている以上に威力がある、ということを知っておいて欲しいですね。皆さんの言葉はお母さん達を落ち込ませるかもしれないし、救うことにもつながるかもしれない。
そして、信頼している人の言葉は受け取りやすいけれど、信頼していない人からの言葉は受け取りにくい。それがどんなに正しくたって。だから信頼関係がないとアドバイスも伝わらない
だからまず良い関係を築いて欲しい。

講演を聞く参加者
講演を聞く参加者の皆さん

–どろんこ会に向けてメッセージがあればお願いします。

どろんこ会グループの保育に対するコンセプトをお聞きして、この保育園は「練習する場」「経験する場」を子どもに提供しているんだな、と感心しました。たとえ失敗したとしても「失敗した」と言えるほうがはるかに良いと思うんです。なかなかこの「失敗する」が厄介で、大人になってからは体験したくても怖くてできないですよね。失敗する経験、辞める経験を積んでいないと社会に出てから出会う困難に立ち向かう力が十分には備えられないかもしれません。今、大人になっている人たちはもしかしたら子どもの頃から「自分の力でやりなさい」「人に迷惑をかけちゃいけません」と言われて育ったかもしれません。でもたとえ「出来ないこと」があったとしても、その人そのものが「駄目」というわけではないですよね?なので、子どもの頃から沢山経験して、失敗して、自分は何が苦手か?を知っておく。子どもの10年後、20年後を見据えたときに、どれだけ「経験」が大事か、が見えてくると思います。その点、子どもの自主性を尊重して子どもに体験させることをコンセプトにしているどろんこ会で育った子ども達の今後が楽しみですね。

–今の子ども達に一番大事なことは何でしょうか?

先ほどもお伝えしましたが、「経験すること」は本当に大切なことだと思います。特に0才から6才までの間は私は「体験」の貯蓄ができる黄金期だと思ってるんです。子どもは「今」を生きています。水たまりを見つけたら入ってみたくなるし、やわらかそうなソファがあったら飛び跳ねてみたくなってしまう(笑)。でも学校が始まったらそうはいきません。「明日の時間割は?」「休憩中にトイレに行っておかなきゃ」と、未来に支配され、未来を生きていかなきゃいけない。大人になったらより一層、ですよね。だからこそ「今」を生きられる貴重な6年間を「体験」のボーナス期だと思って捉えてもらいたい。これからは「体験」に投資する時代です。失敗も含めて、ね。机の上の勉強だけでは問題が解決できない時代になってきています。一人で出来ないなら得意な子にお願いしても良いし、皆でやってみても良い。そんなことを経て得られた「体験」が全てなのではないでしょうか?
もちろん日ごろ育児に大変なお母さん達は「子どもが今を生きてるから」といって、水溜りに入ったりソファをジャンプしたり、を全て許すのは無理ですよね。でも、余裕があるとき、でも良いから頭の片隅に入れていただければ。そして是非ご自身にも余裕を作ることを意識していただきたいです。
子育ても「体験」です。愛は勉強して学ぶものではないです。愛されることも含め、体験しないとわかりません。小さい頃の「体験」は本当に大事だと思います。

東寺尾どろんこ保育園
会場となった東寺尾どろんこ保育園。

珠玉の言葉が溢れた一日となりました。

どろんこ会では職員のみならず、保護者や近隣住民の方々にも気づきや学びを持ち帰っていただけるような講座やイベントを随時開催しております。
是非お近くのどろんこ会グループの保育園や「発達支援つむぎ」、「地域子育て支援施設 ちきんえっぐ」のイベントをチェックしてみてください。

充実した社内研修も私たちの強みです

どろんこ会には、様々な学びの機会・環境があります。
新卒・中途問わず、想いのある方からの応募をお待ちしています!

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