十文字学園女子大学にて学生向けに特別講義を開催

2018.11.29

#メディア・講演

講演情報

11月某日。埼玉県新座市にある十文字学園女子大学にて、代表の安永が児童教育学科の講義で登壇し、どろんこ会を取り巻く保育業界や立ち上げに込めた想いなどを学生の皆さんに伝えました。

特別講義に至ったきっかけ

今回の講義に至ったきっかけは、現在埼玉県新座市の行財政改革推進委員会の委員を務める代表の安永が、同じく委員であり十文字学園女子大学の人間生活学部 児童教育学科で教鞭を執る星野敦子教授との出会いからでした。星野教授は地域連携をメインに活動され、行財政改革推進委員の他に「埼玉県まち・ひと・しごと創生有識者会議」でも委員を務められており、同大学では「生涯学習概論」「学校制度論」「地域で学ぶ」などの講義科目を担当されています。星野教授とお話を進めるなかで、「地域で学ぶ」の『地域で活躍する講師の講義を軸に、地域社会のさまざまな課題や実態について学び、関連のある地域の活動に実際に参加する』の内容から、新座市、朝霞市、志木市、と同大学の近隣地域で多くの園を運営する保育園運営者として、安永が講師を担当させていただくことになりました。

十文字学園女子大学について

十文字学園女子大学
十文字学園女子大学(同大学HPより)

十文字学園女子大学は開学から90年を超えており、将来の目標に合わせて学ぶ9つの専門分野と学科の垣根を越えた柔軟性のある充実したカリキュラムに定評のある私立女子大学です。キャンパスは新座市にあり、大学探しランキングブック「入学後、生徒の満足度が高い大学」ランキングで全国9位、関東5位にランクインしています。(※2019年十文字学園女子大学 大学案内パンフレットより)

自分の興味や関心に応じて学科を超えた幅広い学びが可能となっており、今回の児童教育学科の講義にも児童・幼児教育学科だけでなく、文芸文化学科や人間福祉学科、食物栄養学科など、様々な学科に所属する約80人の学生の方々に本講義を受講いただきました。

講義の様子

当日は1限目の授業、9時から10時半までの90分間、スライドを利用しながら講義は進みました。

説明する安永
講義の様子

スライドはどろんこ会グループの紹介から始まり、過去20年の「保育業界」の流れとそれに応じたどろんこ会の歩みを時系列で説明しました。他の保育園では無いどろんこ会独自の取組みや「子どもの成長のために真に必要な体験」のための目的意識を持った保育の内容に、学生達もどんどん引き込まれていったようでした。また、保育所保育指針」や「子どもの主体性を伸ばす」など、教科書や授業で文字を目にしたり、耳にしたりすることはあっても具体的な内容まではイメージをすることが難しかったようですが、どろんこ会グループでの取り組みを紹介することで理解を深めることができたようでした。

講義への反響

講義を終えて、のアンケートの中から学生達の声を一部ご紹介します。

  • 地域と保育に関して、とても興味があったので今日の話は面白く、夢中で話を聞けました。私も保育士資格を取るので、このように子どもが自ら周囲に働きかけられるような環境をつくれるような保育士になりたいと思いました。
  • 幼児教育学科として、将来の就職について考えさせられる1時間でした。自分で考えて行動する子どもを育てることの大切さとそれを実現させるためのどろんこ会のしっかりしたプロセスが分かりやすい説明で理解できました。
  • 「保育」といったら「保育士」というイメージが強かったのですが、保育士以外にも陰で支えている職業の方もいることが分かりました。保育には「食育」も含まれていることに気がつきました。
  • 私達が学んできた「認知能力」ではなくて人との関わりや目標、感情の制御の仕方を学ばせたり、子どもが自分で行うことはとても大切だと思いました。
  • 異年齢保育や障がいのある子と教育・保育を受けることで生きていくのに必要な「非認知能力」が育つと思いました。私は幼児教育学科なので「教師なき教育」の必要性、大切さを理解できました。現在の保育環境の状況や今後の課題を学ぶことができました。
学生達のアンケート
学生達のアンケート

その他に学生達の心に残ったメッセージとして

「人対人コミュニケーション」「センス・オブ・ワンダー」「年齢関係なく兄弟姉妹のように自分達で学びあい、教え合う」「自分で考えて行動できる子ども達」などが多く挙げられていました。

星野教授によると「今回の授業のアンケート記入量はいつもの1.3倍だった」とのこと。それだけどろんこ会の取組みや想いを届けられたのかと思うと私達も嬉しく思います。

学生に説明する星野教授
学生達に説明する星野教授

子ども達の『生きる力』を育むために

アンケート結果からも、教科書、新聞やニュース番組などのメディア、短期間の実習からだけではなかなか知ることが難しい「保育の現実」の内容に驚き、気づきを得た学生が多くいたようでした。これも、他業種からの転身、ゼロの状態から保育業界に飛び込み、現場で経験を積みながら第一線で走り続けてきた安永だからこそ、学生達にストレートに届けることが出来たのかもしれません。

どろんこ会は今後とも未来を担う子ども達のための活動を続けていきます。保育・療育業界、各種学校・大学での講演活動にご関心ありましたら是非お問合せください。

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