開園目前!(仮称)守谷どろんこ保育園の魅力
2021.03.11
4月1日に開園を迎える茨城県守谷市の(仮称)守谷どろんこ保育園。ここにはどろんこ会初の取り組みが幾つかあります。グループ創設者であり、保育園を創る開発部担当役員でもある高堀常務理事が(仮称)守谷どろんこ保育園の魅力を語りました。

皇居に納める木が育つ土地
どろんこ会グループが保育園を新たに作るときは、グループの理念を実践できる土地を探すところから始まります。守谷市で出会ったのは、市役所から程近い雑木林。宮内庁を主要得意先とする造園業を営むご夫妻が所有しており、かつては皇居で使うための木を育てていたそうです。高堀常務理事はこの土地を見た時、「今ある木を極力残して保育園を作りたい」と考えました。その思いと、グループの保育方針に共感していただき、ここでの開園が決まりました。

保育園の中でキャンプも
「今回、初の試みとして、キャンプ場にあるような炊事場を園庭の林の中の一角に作ったんです」と、うれしそうに話す高堀常務理事。炊事場というと、屋根の下にかまど、水道、調理台がある・・・「そう、それです! どろんこ保育園では秋から冬にかけて園庭で焚火をすることは多いのですが、こういう設備を整えたのは初めてです。子どもだけでなく、保育者も保護者の方にも楽しんでいただけると思います」と話します。

どろんこ会グループの保育園では「どろんこの子育てで身につく6つの力」を掲げており、その一つである「活動を選択し、自分で考えて行動する」ために、日常的に火に関わるようにしています。焼き芋をするもよし、お米を炊くのもよし、キャンプもできる。子どもたちの経験の幅が広がりそうです。

自分でこねて作った食器で食事を
もうひとつ、どろんこ会グループの保育園で初の取り組みとして、木工室を設けたことがあります。「子どもたちが自分で使う食器を作ったり、木を切ったりする場所があるといいなあと考えて」と、こちらも高堀常務理事のアイデアです。「ここに工具を集めて、ほかの園も利用できるようにして、守谷がものづくりの発信地になるといいな」と夢は膨らみます。

どろんこ会グループでは食器はすべて陶器を使っていますが、自ら作った食器を使うというのも初めてです。板橋仲町どろんこ保育園(東京都板橋区)で5歳児が陶芸に挑戦していたことにヒントを得ました。工房を探してみたところ、守谷陶芸会を主宰する窯元の塚原さんを知り、連絡をとると、「ぜひ一緒にやりましょう」とご快諾をいただけたのです。
「おそらく作った食器を割ってしまうこともあるでしょう。でも、壊れたら元に戻らないんだ、物を大切にしよう、ということを知るのも大事だと思います」と、高堀常務理事は子どもたちの成長に思いを馳せます。
環境を使って遊びこめる保育園に
高堀常務理事は「子どもたちには時間を忘れるほどに、この環境の中で遊びこんでほしい」と言います。木を見て楽しむための2階のテラスも、木登りができる木も、炊事場も、木工室も、すべては雑木林だったからこそ生まれたアイデアです。守谷どろんこ保育園のこれからの活動にご期待ください。
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