こども性暴力防止法（日本版DBS）解説セミナーを開催　こども家庭庁担当室長を迎え、教育・児童福祉関係者ら約150名が参加

2025.10.16

9月29日、こども家庭庁こども性暴力防止法施行準備室長久米隼人氏をお迎えし、どろんこ会グループ主催「こども性暴力防止法」の解説セミナーを開催しました。

教育・児童福祉関係者のみならず、学習塾やスポーツ施設などの民間教育保育事業者、保育士養成校、行政、PTAなどの関係者を含む約150名が参加。そのため本セミナーでは、この法律の対象事業者や対象業務、性暴力を防ぐために求められる取り組み（安全確保措置）の詳細、犯罪事実確認の手続きや情報管理の注意事項、民間教育保育事業者の認定基準や手続きなど、幅広く解説していただきました。

セミナー当日には「中間とりまとめ」が、翌日30日には事業者と従事者向けのリーフレットがこども家庭庁の公式サイトにて公開されました。制度の周知が本格的に始まり、今後は年内をめどにガイドラインが策定されます。

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この法律が事業者に求める取り組みの一つに「安全確保措置」があります。その中の初犯防止の取り組みとしては、いち早く異変に気づける面談やアンケートの実施、子どもたちが相談しやすい仕組みの整備、子どもと接する業務の従事者への研修などが挙げられています。

どろんこ会グループでは、2016年に、保育士による虐待の定義や目撃した際の対応、防止策などをマニュアルに制定。毎年内容を見直し、更新しながら運用をしています。そうした取り組みが保育事業者のみなさまのヒントになるよう、安永理事長が保育博2025のエデュケーショナルセミナーでお話しする予定です。こども性暴力防止法施行準備室長の久米氏も登壇し、「こども性暴力防止法」を解説します。保育業界全体で制度を理解し、子どもへの性暴力を防止する整備を進めるためにも、ぜひご来場ください。