朝霞どろんこ保育園「大きな家」

2022.05.26

#保育園

やわらかな日差しが心地よく、虫や花は陽気な春風に踊っています。子どもたちも花びらを集めたり、シャワーのように浴びたりして「春」という季節を全身で感じているようです。新年度を迎え、朝霞どろんこ保育園にも新しい友だちが入園しました。

0.1歳児のあわ組とひえ組は、はじめての集団生活に大きな声で泣いたり、のけぞったりと一生懸命に様々な気持ちを伝えてくれます。そんなあわ組やひえ組の部屋に、幼児クラスのお兄さんお姉さんたちが毎日たくだん遊びに来ます。「どうしたの?」「これであそぶ?」「鼻水でちゃった!」と優しく声をかけておもちゃを近くにおいてあげたり、トントンと体に触れ安心させたりしてくれています。すると、お世話をしているお兄さんお姉さんたちをじっと見たり、真似をしたりするうちに、いつの間にか笑顔になっています。

泣いている乳児をあやす子どもたち

幼児のクラスでも、不安や緊張で固くなっていた新入園児の友だちに、「○○ちゃんだよね?」「こっちであそぼう!」とすぐに声をかけて、一緒に遊ぶ姿が見られます。そして、園にいる生き物の仲間たちの紹介も忘れません。

ヤギのゆきちゃんの毎日のお掃除や、お世話の仕方も、「板の下も忘れずにね!」「ゆきちゃん、こわくないよ。」と丁寧に教えてくれました。

最初は少し離れて見ていた新入園児も、仲良く触れ合う友だちを見て、少しずつゆきちゃんと距離が近づいていました。ニワトリ小屋では、「つかまえられるよ!」と得意げな園児に、「つかまえてみたい!」「すごいねぇ、フワフワだねぇ。」と新入園児も興味津々な様子で答えます。

鶏を抱く園児たち

子ども同士の豊かな関わりの中で、不安だった新入園児も、自然と自分の好きな人や安心する場所、楽しい事を見つけ、笑顔がたくさん見られるようになりました。子どもたちが自由に行き来し、互いに頼りあい、教えあい、時にはぶつかりあい、手を差し伸べあう、そんな温かい「大きな家」を今年もみんなで創っていきたいと思います。

朝霞どろんこの園庭と園舎

文:朝霞どろんこ保育園 職員

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