日高どろんこ保育園「日和田山登頂」

気温がぐっと下がり、肌寒くなってきて来ました。10月の遠足では園バスを使い、普段の歩き遠足では行けない、日和田山に登りました。

前日に危険な個所や、毒のあるキノコの話をして、遠足の予行練習も順調です。

「足踏み外したら落ちちゃうね」

「死んじゃうじゃん」

「毒キノコのところでは息しないように歩こう」

など保育者の話をよく聞き、想像力を広げていました。

いざ当日。子どもたち同士で持ち物の確認をしていたり、保育者に「今日日和田山登るんだ」と気合十分でお話ししたりする子もいました。

麓にバスが到着し日和田山に登り始めます。登り始めは斜面も急ではなく、楽しそうに登っていました。

大きなムカデを見つけて怖がっている子もいましたが、その怖がっている子を守ってくれる子がいたり、後ろからゆっくり登っている子を気にかけて「ここに足置いた方がいいよ！」「頑張れー！」などと手助けしてくれたりする子もいました。

頂上付近はごつごつとした岩があり、その岩を見て「登れるかな」と不安そうな子どもたちでしたが、どこに手や足を置いたら安全に登れるかを考えながら登っていました。

また先に頂上に着いた子どもたちが、後から来る子どもたちに手を差し伸べ協力して登っていました。無事全員頂上に着き、

「やったー！」

「やっとついた！」

「もう一回登りたい！」

と達成感に満ち溢れていました。

頂上の岩のくぼみや木の根っこに腰掛け水分補給をしました。頑張って登った後のお茶の味は格別です。

怖くても恐怖に勝ち歩みを進めたり、他の友達と協力しながら岩場を登ったりと様々な経験をすることが出来ました。

日和田山を登ったことで自信に繋がった子どもたちは、帰園してからも「もう一回行きたい！」と口々に言っていました。

次回のバス遠足では、天覧山に登ります。その話をすると山登りに対して意欲的で、今からとても楽しみにしています。

文：日高どろんこ保育園スタッフ

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