一宮どろんこ保育園「今年もどろんこ米を作るぞ!」

2023.06.07

#保育園

一宮どろんこ保育園には自園の田んぼがあり、毎年どろんこ米を育てています。今回は田植えまでの過程を紹介したいと思います。

浸種 芽出し

まずは田植えのために苗を育てていきます。昨年の種籾(たねもみ)を保管し、今年の田植えに使用しています。「浸種」という作業では種籾が発芽するのに必要な水分を吸収させます。毎日水を取り替える必要があり、においも強いため水替えをする子どもたちは「くさいね」「なんのにおいだろう?」と言いながら取り組んでいました。

数日間、水替えをしながら浸種を行った後、「芽出し」という作業に移ります。

ぬるま湯につけた種籾は一晩で芽を出します。子どもたちは「なんか白いのが出てる!」「芽が出てきた!」と前日との違いに驚いていました。

浸種・芽出しを行う子どもたち

種まき

芽が出たら次は土の準備です。バットに土を敷き詰めていき、均して、そこへ芽出しを終えた種籾を撒いていきます。一粒一粒があまり重ならないようにバット全体に広がるようにということを伝えると友達同士で教え合いながら真剣に取り組んでいました。

その後、土を被せたり水を優しく撒いたりする作業を済ませ、ビニールハウスの中に入れて芽が出てくるのを待ちます。

ゴールデンウィーク明け、久しぶりにビニールハウスの中をのぞくと休みに入る前とは全く違う苗の姿に「え!もうこんなに伸びたの!」「はやいね!」と驚きの声があがっていました。

種蒔きをする子どもたち

代掻き(しろかき)

次に行うのは「代掻き」です。田んぼに水を入れ草取りをしたあと、子どもたちが足で土を砕いて均等にしていきます。「馬鍬(まぐわ)」という昔使用されていた道具も体験し、「重い!」「頑張れー!」と友達を応援しあい、より一層力が入っていました。

代掻きをする子どもたち

田植え

いよいよ田植えです。今年度は町長さん、役場の方、そしてたくさんの保護者の方に参加していただきました。「三本ずつもって植えるんだって」「土が柔らかいところと硬いところがあるね」「頑張って植えようね」など会話を楽しみながら苗を植えました。

この後は子どもたちと一緒にかかし作りをしたり、生長を記録したりしながら稲刈りまで大切に育てていきます。

田植えをする子どもたち

文:一宮どろんこ保育園スタッフ

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