池上どろんこ保育園「火の体験」

2024.01.30

#保育園

子どもと火。一番遠ざけたい2つと考える方が多いかと思います。上手に使えればとても便利で特に料理には欠かせないものですが、一歩間違えれば火事ややけどなど危ないものになってしまいます。池上どろんこ保育園では11月12月と火を使った行事を行いました。その時の子どもたちの様子をお伝えしたいと思います。

1歳児クラスは縁側に出ると焚き火のいつもと違う雰囲気を察していつも活発な子が火から距離を置いて見る姿がありました。熱さ、明るさ、火の勢いなど、あまり近くで見たことがない火の様子を伺っているようでした。おにぎりを中に入れる時は緊張気味に、投げるのが得意な子も控えめに投げていて、五感から火は怖い、と理解したのかもしれません。それとは逆にクリスマス会で使ったキャンドルの火には笑顔で近付いて指を差したりのぞきこんだりしていました。

キャンドルの火に近づく子どもたち

2歳児クラスは焚き火では皆大きな火に興味津々で、間近まで近付こうとする子もいれば、「こわい…」と保育者の隣から様子を伺いながらもじっと観察する子もいました。 また、散歩で拾って来た落ち葉を「葉っぱくんも!」と掲げて温めてあげるなど、近付いた時の温かさを肌で感じていた様子でした。クリスマス会でのキャンドルは焚き火とは違う優しい火や暖かい光に、焚き火の時より興味をもって火を見ようとする子が多く、焚き火の火との違いを感じ取っていたようでした。

焚き火を囲む様子

最後に3〜5歳児クラスです。たくさん避難訓練を経験してきた子どもたちには火といえば火事、と連想する子が多かったようです。「火事だ」と煙を吸わないよう、おにぎりを火の中に入れる際も口を抑えている子が多く見られました。どんどん大きくなる火や煙を見て火事と勘違いし心配する姿もありましたが、時間が経って火が小さくなると今度は「あったかい」と手をあてて暖を取ったり、ずっと火の近くにいると「あつい!」と離れてみたり火に親しむ姿が見られました。

また、5歳児クラスの子どもたちはマッチで焚き火やキャンドルの火をつけてくれました。前もって火のつけ方を教わり、いざ本番。緊張した表情でしたがしっかりと火をつけてくれました。

口を抑える子ども
キャンドルの火をつける子ども

焚き火の火、キャンドルの火、この2つの火を通して、少しだけ子どもたちに火の違いを感じてもらえたのではないかと思います。

今後も火は便利なものであり、怖いものでもあると、子どもたちに伝えていきたいと思います。

文:池上どろんこ保育園スタッフ

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