中目黒どろんこ保育園「平和について」

暑い日が続く中、中目黒どろんこ保育園では5歳児が集まり「平和」について考えました。まず戦争や平和についての絵本を読みます。真剣な眼差しで見つめる子どもたちからは、「どうしてケンカするの？」「やめられないの？」と言った言葉が出てきました。

絵本で知った戦争と平和について考えた後、今度は保護者様が広島原爆の復興について話をしてくださいました。当時を知る事が出来る多くの写真に興味津々な子どもたちの姿があります。「これほんとに昔？」といった言葉や「うち、なりたくない」という言葉が出てきました。

さらに「被爆都市手帳ヒロシマ」という原爆投下後の被害状況と現在を地図として総観できる手帳や復興時の写真を見比べました。「赤いところは？」「黒いのは何？」と手帳内の表記に興味を示していました。現在の様子の写真を見て「全部作ったの？」「またやったら雲の爆弾になる」と復興からのこれからを心配する声も聞こえてきました。

戦争と平和、原爆や復興について知ることが出来た子どもたちは、最後に病気回復を祈って千羽鶴を折り続けた、佐々木偵子さんの話を聴くと「千羽つくろう」と意気込み、友だちに折り方を教える子どもの姿も見られました。

全てを通して子どもたちから上がる言葉には興味に加え「嫌だ」という声が多くありました。 過去に起きた争いを忘れず平和を願い、子どもたちが願いを込めた折鶴は広島へと奉納されます。

文：中目黒どろんこ保育園スタッフ

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