発達支援つむぎ 調布「たくさんのいきものに出会ったよ」
2026.03.16
#発達支援
発達支援つむぎ 調布ルームでは、子どもたちの活動の中で生き物との触れ合いを大切にしています。生き物を育てることは、「世話」だけでなく、生と死を身近に感じることや、身体感覚・情緒面・社会性・意思疎通、責任感など統合的な幅広い学習体験に通じています。2025年度のつむぎ 調布ルームでは、3種の生き物と出会い、触れ合ってきました。
つむぎ 調布ルームの活動では、草の生い茂る畑にバッタを取りに行くこともあります。また、通年育てているカブトムシの幼虫〜蛹化〜羽化と姿を変える昆虫の不思議や神秘に触れ、さらに産卵と生の循環を目にすることができました。
無事に羽化し、名前をつけ愛着が芽生えた成虫が死んでしまった際には、「たくさん遊んでくれてありがとう」「たくさん遊んだのを忘れないよ」という気持ちを共有し、標本作りに挑戦しました。動かなくなり、硬くなった昆虫の体の変化を感じながら、丁寧に拭く作業を行いました。固定には針を用いたため、危険な物の取り扱いや、適切な距離の取り方についても学ぶ機会となりました。
羽化した成虫の次世代となる卵の孵化の確認や幼虫の土替えでは、土の移動や幼虫探しを他児と協力して行いました。どこから出てくるか分からないドキドキ感や、意図しない動きへの驚きがあり、その動きを表現する言葉でやりとりをする姿、また見つけた喜びを共感し合う姿が見られました。

また、幼虫は何匹いるのか、重さはどのくらいなのかを考え、実際に計りを用いて体重測定も行いました。「同じ幼虫だけど、重さも大きさも違うね」と、数字と大きさを見比べながら気づきを共有する姿が見られました。

夏から秋にかけて捕まえたヤモリやカナヘビは、無事に越冬し、冬場の生き物が少ない時期でも、皆を楽しませてくれています。来所の度にヤモリやカナヘビと触れ合うお子さまもいて、捕まえることもすっかりお手のものです。先日は、「見てみて。ここが耳だよ」と、慣れた手つきでスタッフに教えてくれる場面もありました。

また、ご両親それぞれに「カナヘビに触てっみて」と言葉を掛けると、はじめは遠慮がちだったご両親も、次第に手を差し出し、お子さまのご指南のもと、実際にカナヘビに触る体験をされました。その後、「ねえ、どんな感じだった?」と目を輝かせながら感想を求め、「初めてだからどうしようと思ったけど、一緒にできて楽しかったよ。」などの返答をもらうと、頷きながら満足そうな表情でご帰宅されました。お子さまが好きなことに夢中になる姿を見守り、その発信に歩み寄りながら、生き物を通して共通の体験をご家族で共有される場面に立ち会うことができ、スタッフも幸せで温かな気持ちになりました。
現在、つむぎ 調布ルームには6種類の生き物がいます。子どもたちと一緒に生き物ランキングを作成しました。子どもたちが観察して描き、色塗りをした絵は、どれも躍動感にあふれています。

生き物が好きな方、生き物に興味のある方は、ぜひつむぎ 調布ルームに遊びにいらしてください。
文:発達支援つむぎ 調布ルームスタッフ
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