発達支援つむぎ ふじみ野「どろんこ会の性教育」

どろんこ会グループでは、主に年長児を対象として体と命の大切さを学ぶ性教育を実施しています。これまでは保育園に在籍する年長児に向けて行われてきましたが、今年度からは発達支援つむぎに通う子どもたちにも性教育の時間を導入することになりました。

長い話に集中し続けることが難しかったり、新しいことには興味を持ちにくかったりといった特性を持つ子どもたちがいる中でどういった形で性教育を進めていったらよいか、スタッフ間で話し合いや研修の時間などを設け試行錯誤しながらの導入となりました。

今回発達支援つむぎ ふじみ野ルームでは初めての試みということで、話を聞く時間よりも絵本を見たり胎児人形に触れたりする時間を中心として、視覚や触覚も使いながら主体的に参加しやすいやり方で行うことになりました。

まずは、絵本を使って男の子と女の子の体の違いやプライベートゾーンについての話をしました。「みんなはおしっこするとき立ってする?座ってする?」「なんでパンツを履いて隠してるんだろう?」などと質問を交え対話形式で進めることで楽しんで話を聞くことができました。

性教育の絵本を読み聞かせる様子

次は胎児人形を使って、お母さんのお腹の中で赤ちゃんがどのように大きくなっていくのかを話しました。指でつまめるほどの大きさだった胎児が少しずつ形や大きさを変え成長していくことを、実際に人形に触れながら伝えていきました。

参加した子どもたちは重さや大きさがどんどん増していくことに驚いた様子を見せながら、「耳や鼻ができてきたよ。」「へその緒が太くなってきた。」と気づいたことを表現してくれました。どの子も優しい表情で大切そうに人形を抱っこしている姿が印象的でした。

小さい胎児人形に触れてみる子どもたち
大きい胎児人形を抱っこする子どもたち

つむぎでは来年度も引き続き性教育を導入していきます。様々な個性を持つ子どもたちが、生まれてくることの奇跡を実感し、自分の命を大切に思えるような取り組みとなるよう、スタッフ一同学びを深めながら取り入れていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ

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