発達支援つむぎ ふじみ野「手をつなぐこと」

発達支援つむぎ ふじみ野ルームでは併設している保育園スタッフや友だちと手をつないで散歩へ出かけています。

手をつないで散歩する子どもたち

手をつないで歩くことは一人で自由に歩くことと異なり、どちらかが相手に合わせたり体の動きや手の力を加減したりする必要があるため、簡単なようでとても難しいことです。慣れない相手とは不安を感じたり、抵抗があったりすることもあります。

そこで、日々の活動の中で手遊びやスキンシップを取り入れたり、寄り道散歩を楽しむ時間を設けたりしながら、少しずつ手をつなぐ経験を積み重ねていきました。そうすることで友だちとも手をつなげるようになっていきました。

3人で手をつなぐ様子
立ち止まる子どもたち

手をつないでいる間は、ことばでのやりとりが難しくても、相手に思いを伝えようと、手を引っ張ったり立ち止まったりと身体を通して伝えている姿が見られています。

また、相手の存在を認め、気持ちを尊重しようとする心が芽生えにつながります。

手がつながっていることで、相手の動きに意識が向き、「見てみて、なになに?」といった楽しい発見も一緒に共有できるようになり、興味の幅が広がっていきます。さらに伝えたい気持ちから発声が増えたり、時に大人も一緒に会話をしたり代弁をすることで、言葉のバリエーションも増えていきます。

手をつなぎながら斜面に座る子どもたち

大好きな友だちとなら、安心できるスタッフとなら、集団遊びやダイナミックな遊びへもチャレンジする気持ちが膨らみます。これからも安心できる環境の中で、豊かな経験を積み重ねていけるよう見守り、意欲を育む支援を行っていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ

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