発達支援つむぎ 横浜西口「真夜中の緊急手術~お医者さんごっこの主人公になる」

皆さんが子どもの頃、どんな「ごっこ遊び」をしましたか?今回は、とあるきっかけで始まった、お医者さんごっこのお話です。

ロボットを組み立てる子ども

Aさんの作っていたロボットが、真っ二つに割れてしまいました。スタッフは、Aさんが最近「ごっこ遊び」に目覚めたことを知っていました。そのため、ケースを裏返しにしてベッドに見立て、ロボットを寝かせて「病院です」と投げかけました。

ライトを持った子ども

Aさんは部屋からライトを探し出してロボットを照らします(豊かな感性と表現)。お医者さんごっこのはじまり、はじまり。

ロボットを囲む子どもたち

Aさんは「持って」とライトをスタッフに手渡しました(言葉による伝え合い)。スタッフはライトをロボットに照らし、黒子に徹します。そこへ「かわいそうだな、なんとかしなきゃ」とBさんが参加します(健康な心と体、自立心)。

ロボットを組み上げる子どもたち

同じイメージでつながれた2人は最強のチームです。使命感を抱いた表情はきりりと引き締まり、命を預かる手術室は緊迫感で満ちています。

「足がどうなっているか調べよう」

「足貸して」

「オレンジ貸して」

意見を伝え合い、テキパキと体を作り直します(協同性、思考力の芽生え、量・図形への関心・感覚)。

「ごっこ遊び」は学びの宝庫だったのですね。

これからも子どもが主体的に遊びを選び、実体験を通して学びを深める経験が得られるよう、子どもの表現を受け止めて関わりたいと思います。

また、発達支援つむぎ 横浜西口ルームでは、毎月第4木曜日の10時~11時に岡野公園で青空保育を実施しています(雨天中止)。10月26日(木)、11月30日(木)、12月21日(木)に行います。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお立ち寄りください。

※( )内は、厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を表しています。

文:発達支援つむぎ 横浜西口ルームスタッフ

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