発達支援つむぎ 池尻「素材の変化を楽しみ、食育につなげる」

2022.02.24

#発達支援

発達支援つむぎ 池尻ルームでは、子どもが食に対して興味を持つことのできる活動を多く取り入れています。ただ調理活動をするだけではなく、時間を置く、発酵させる、混ぜる、加熱するといった工程の中で、素材が変化していくことを観察し、食のふしぎ発見につなげていきます。

大豆を潰す子どもたち

これは、大豆、塩、麹を使って味噌づくりに挑戦したときの様子です。子どもたちにとって味噌は味噌であって、それが何からできているかを考えてはいない様子。みそ汁は日ごろ飲むけれど、その味噌が「大豆」からできていることを知っている子はいませんでした。煮豆をつぶして麹を混ぜていくと、色、形、硬さなどが変化していきます。いい香りもしてきます。その変化に子どもたちは興味津々。大豆をきれいに潰していくのには力と根気が必要で、時間のかかる作業でしたが、友だちと交代しながら力を合わせて潰していました。

発酵を待ち、さらに変化していく様子をみんなで見守り、約半年後には手作り味噌が出来上がりました。今度はみそ汁作りです。自分たちでナスや油揚げを切って調理しました。じっくり熟成された味噌でつくる味噌汁は、だしを使っていなくてもうまみがたっぷり。家ではナスを食べない子も、友だちがおいしそうに食べているのを見て、そっと口に入れて「おいしい!」とにっこりしていました。自分で作るとおいしいね。

梅ジュースづくり

こちらは毎年恒例の梅ジュースづくりです。

ヘタをとり、凍らせておいた梅と氷砂糖を交互に入れて3日ほど経つと蜜が瓶の底に少したまってきます。梅エキスが出やすいように瓶をゆすって混ぜると、エキスが少しずつ上がってきます。2週間ほど経つと飲み頃です。

「水は入れていないのに、どこから来たの?」「梅のにおいがしてきた」と変化に気づく子どもたち。出来上がった梅エキスを水で割って飲んでみると、「おいしい!」「おかわり!」と言う子もいれば、「もういいや…」と残す子もいました。想像と違うことも大切な経験です。「においは甘いのに味はすっぱいね、お砂糖入れたのに…」そんな声が印象的でした。

パンケーキづくりの様子

12月、みんなでパンケーキ作りをしました。

調理活動には、発達を促す要素がたくさん散りばめられています。粉が牛乳と混ざって重たくなっていく様子、熱を加えると徐々に固まっていく様子、いい香り、焦げた香りなどに気づきながら進んできます。道具をうまく使う、熱さに対する危険意識を持つ、友だちと協力する、自分で作ったという達成感を味わうなども目的としています。「卵がうまく割れない…」「上手にひっくり返せなくて、パンケーキがぐちゃぐちゃになっちゃった…」など失敗も多々ありましたが 、それも大切な経験。途中でうまくできなかった工程があっても、「最後まで作りきった!」という達成感を味わうことができるのが調理活動の醍醐味のひとつです。

これからも食材の変化に興味を持って、食のふしぎを体験しながら、食育活動を展開していきたいと思っています。

文責:発達支援つむぎ 池尻ルームスタッフ

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