発達支援つむぎ 生田「食育と環境活動について」

2023.07.07

#発達支援

こんにちは、発達支援つむぎ 生田ルームです。今回は、先日行った「味噌の天地返し」と「コンポストつくり」の活動についてご紹介します。

味噌は、昨年収穫した大豆も使って2月に仕込んだものを、一度開け、状態を確認するところからはじまりました。

味噌づくりをするスタッフ

はじめは自分たちの遊びに夢中になり、あまり味噌づくりに興味のない様子の子どもたちでしたが、味噌が入っている容器のふたを開けたスタッフの驚きの声を聞いてみんな集まってきました。

「どうしたの?」

「え、これなに?カビ?」

「そうだよ。これを取って、また熟成させたら夏には食べられるよ」

味噌の一面にびっしりとついたカビを見て、子どもたちも驚いている様子がスタッフにも伝わりました。

味噌の表面のカビ

そして、表面についたカビをスタッフが取り、別の段ボールに入れていく様子を見て、子どもたちの興味が次は箱へと移りました。

「この箱はなに?」

「この箱はコンポストっていうものだよ。知っているかな?今からクイズを出すから答えが分かったら教えてね。これは何の野菜の皮でしょう?」

「人参と玉ねぎだ!」

「正解!じゃあこれは?」

「じゃがいも」

「正解!じゃあ最後のクイズ、先生の昨日の夜ごはんは何でしょう?ヒントはさっきの野菜の皮たちだよ」

「…カレー?」

「正解!」

味噌のカビを入れた箱の中に野菜の皮たちも入れていき、かき混ぜていきながら「これが完成すると畑の肥料になるものだよ」と聞き、不思議そうな顔をしていたことが印象的でした。 これからも子どもたちと一緒にコンポストに入れた食べ物が分解される様子を一緒に観察していきたいと思っています。

生田ルームのコンポスト

このように身近な食べ物から食の循環について考える機会を日々の活動の中で設けていき、未来の環境について考えることができる子どもを育てていきたいと考えています。

文:発達支援つむぎ 生田ルーム 職員

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