発達支援つむぎ 吉祥寺「夏みかんとオレンジのシロップつくり~系列園とのつながりから食の循環へ~」

2023.06.27

#発達支援

こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。

つむぎ 吉祥寺ルームでは、夏みかんとオレンジを使ったシロップ作りを通して、「食の循環」や「社会との関わり」を学ぶ機会がありました。

このシロップ作りは、同法人の武蔵野どろんこ保育園から夏みかんのおすそわけをもらったことから始まりました。この夏みかんを使って子どもたちと食の体験ができないかと考え、一から始めるシロップ作りをすることになりました。夏みかんだけでなくオレンジでもシロップも作りたいと考え、「材料を買いに行く」「材料を洗う」「調理する」という仕事をみんなで分担しました。

まずは、近所のスーパーにオレンジと氷砂糖、レモン汁を買いに行くことから始めました。「オレンジはどれかな?」「これミカンじゃない?」「なんかにてるな~」、数多く並んだ柑橘類を見比べたり、皮の硬さを確かめたりしながら、何とか目当てのオレンジを見つけることができました。

夏みかんを飼う子ども

次は、買ってきた夏みかんやオレンジをきれいに洗います。まん丸の夏みかんやオレンジに鼻を近づけて「どんなにおいかな」と確かめたり、手のひらに乗せて転がらないようにそっと持ち上げたり、ボールの中で転がしたり、ホンモノの感触を味わっていました。流水で洗う際には、落ちないようしっかりと夏みかんやオレンジを持ち、真剣な表情で「きれいになぁれ」と力を入れてごしごし磨いていました。

夏みかんを洗う子ども

次は夏みかんやオレンジを切っていきます。子どもたちは「わぁ、転がっちゃう~」「左手は猫ちゃんの手」などと言いながら、包丁を持った手を上下に動かし少しずつ切っていきます。最初はなかなか切れなかった子も繰り返すうちにコツをつかんでいったようです。

苦労して切った夏みかんやオレンジ、氷砂糖、レモン汁を順番に消毒したガラス容器に入れていきます。氷砂糖を「こおり」だと思いすぐに溶けてジュースになると思っている子、「何日くらいで出来上がるのかな~」と完成が待ちきれない子など、様々な思いを抱きながら容器を眺めていました。

オレンジを切り分ける子ども
瓶に材料を詰める子ども

二週間後、完成したシロップを口にした子どもたちからは、「甘い!」「酸っぱい!」「おいしい!」「苦い!」「おかわり!」とそれぞれの感想が聞かれました。今度、夏みかんを頂いた武蔵野どろんこ保育園にも、お礼をしたいと思っています。

今後もつむぎ吉祥寺ルームでは、子どもたちが自ら関わり、作ったものを食すという経験を通して「食の循環」について学びながら、その中で地域の方や社会とのつながりを築いていく機会にもしていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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