発達支援つむぎ 北朝霞「経験を生かした見立てあそび」

2024.01.29

#発達支援

冬らしい気候になり、寒さを感じながらも近隣園である朝霞どろんこ保育園まで日課の畑仕事をしにでかけています。

先日、畑で育てた里芋がようやく収穫時期を迎え、子どもたちは宝探しのように土の中から次々と里芋を掘り起こしました。

収穫した里芋を持ち帰り、鍋で煮て食べる体験をしました。

鍋に入った里芋をコンロで火にかけると興味を持って近づいていきますが、危ないからと火から遠ざけるのではなく、「これなんだろう?」と子どもが関心を示したことを大切にして見守れるように意識しています。

里芋を見る子どもたち

その後、ままごとコーナーに向かった子どもがいたので、職員が鍋を一つ用意して芋を見せながら、「お鍋に入れて料理したね」と、先ほどの食育についての言葉がけをすると、自ら「へら」を取り出し、

食育を真似る子ども
食育時の職員を真似るように鍋の中をかき混ぜ始めました。

以前はままごとの食べ物を見ても、使い方がいまいちわからず投げておしまいだった姿を思い出すと、今回のように自分が経験した出来事を遊びの中で再現する想像力や、職員とのやり取りを通して遊び込む姿が育まれていることを改めて感じた出来事でした。 このような本物の体験の積み重ねが、子どもの想像力、表現力、コミュニケーションに繋がっていくので、子どもの経験とそれによる表現が連続性を持って完結し、また次に繋がるような支援を心掛けています。

文:発達支援つむぎ 北朝霞ルームスタッフ

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