どろんこパーソンに迫る!「挑戦」と「安心」が共にある場所で、 自らを更新し続ける施設長のキャリアストーリー

2026.07.10

#採用

中里どろんこ保育園

スタッフ一人ひとりの歩みや思いに迫る「どろんこパーソンに迫る!」。今回は、中里どろんこ保育園(東京都清瀬市)の小川施設長に話を伺いました。

はじけるような笑顔でスタッフから「愛さん」と親しまれている小川施設長。周囲を優しく包み込む安心感と、その前向きなエネルギーはどこからやってくるのでしょうか。公設民営保育園での8年間を経て、どろんこ会で自分らしいキャリアを更新し続ける小川施設長の軌跡に迫ります。

小川施設長
インタビューに応えた小川施設長

育児と仕事の狭間で、一度は冷めかけた保育への情熱

前職で一保育士として充実した日々を送っていた小川施設長。しかし、出産と子育てというライフステージの変化を迎え、キャリアを見つめ直す転機が訪れます。当時はまだ、育児をしながら働く体制や周囲の理解が十分ではなかった時代。育児と仕事、そのどちらにも誠実に向き合いたいと願う小川施設長にとって当時の環境で走り続けることは容易ではなく、一時は保育への情熱が薄れかけていました。

「まずは生活スタイルに合わせて無理なく働こう」

そう考えた小川施設長は2018年、自宅のポストに入っていたチラシをきっかけにどろんこ会へ転職。勤務地である中里どろんこ保育園は自宅から通勤しやすく、「時間固定の正職員募集」であったことが決め手でした。当時、保育士としてこうした働き方は珍しく、家庭生活とも両立しやすいと考えたのです。

しかし、実際には想像していた日々とは異なる激動のスタートでした。

中里どろんこ保育園施設外観
中里どろんこ保育園(東京都清瀬市)

予期せぬ転機と、心動かされた新卒スタッフの姿

小川施設長が入職したのは開園初年度。一からの園づくりは想定外の出来事の連続でした。スタッフ同士の連携や地域からの理解など、目の前の課題に一つひとつ向き合うなかで「主任」の役職を打診されます。

育児を優先するために転職したはずの自分が、このまま突き進んでよいのだろうか。葛藤する小川施設長の心を支えたのは共に働く仲間の存在でした。

「どろんこ会の理念を一生懸命に勉強し、必死に頑張っている5人の新卒スタッフが目の前にいました。彼女たちのひたむきな姿を見て、心が奮い立ったのです」

園庭に立つ小川施設長
開園以来植わる園庭の柿の木。その一本一本に思い出が詰まっています。

さらに、入職1年目に法人の「子育ての質を上げる会議」のメンバーに選ばれます。これが、一度は冷めかけていた保育への情熱を呼び起こす契機となりました。

毎月テーマに沿って現場で実践し、そのエピソードを持ち寄って発表する。そこで得た気づきを、また次の実践へと生かす――。この「学ぶ、実践する、共有して磨き続ける」というサイクルのおもしろさに引き込まれた小川施設長は、数々の経験を糧にしながら、次第に園の中心でスタッフを牽引する「実践家」へと成長してゆきました。

散歩先で子どもたちと葉を眺める小川施設長
散歩先で葉の裏にある「不思議な卵(胞子)」を発見

環境構成へのアプローチと、地域の絆

現在小川施設長が保育で大切にしていることの一つが、子どもを取り巻く「環境の構成」です。その視点は園庭の物的環境にも息づいており、スタッフと共に手作りしたビオトープもその一つ。

「当時、感情のコントロールが苦手な子どもたちが多い印象がありました。そこで焚き火の炎や水のせせらぎといった、自然界のリズム『1/fゆらぎ』が持つリラックス効果を保育の場に生かしたいと考えたのです」

園庭にあるビオトープ
自然界のリズム「1/fゆらぎ」に着想を得た園庭のビオトープ

個人的な学びのなかでこの理論を知った小川施設長は、早速実践へと移しました。魚が泳ぐ姿を静かに眺め、水の音に耳を傾ける――そんな時間が、子どもたちが気持ちを整えるのに役立つのではないか。得た学びを頭の中に留めず、具体的な形へ落とし込む。それこそが、小川施設長が一貫して大切にしている姿勢です。

また、園庭にはオオムラサキを育てる大きなケージも設置されています。これは清瀬市が雑木林の若返りを目指し推進する飼育事業の一環で、地域とのつながりから始まりました。毎年市からオオムラサキの幼虫を譲り受けているほか、育てるために必要なエノキの木も分けてもらい、園庭でぐんぐん成長を続けています。

ケージの中でオオムラサキを探す子どもたち
ケージの中でオオムラサキを探す子どもたち

今年も無事、美しいオオムラサキたちが羽化しました。毎日の世話は子どもたちの日課です。小川施設長は、地域とのあたたかなつながりも大切にしながら、子どもたちの世界を優しく広げています。

オオムラサキの幼虫(右)とさなぎ
オオムラサキの幼虫(右)とさなぎ
羽化したオオムラサキ
羽化したオオムラサキ

リーダーの感情に左右されない「人的環境」のつくり方

物的環境の整備とともに小川施設長が注力するのが、スタッフの「人的環境」の構成です。心療カウンセラーの資格も持つ小川施設長は、スタッフから「いつでも話しかけられる存在」であるよう日頃から自身のあり方を意識しています。

「施設長が不機嫌そうにしているとスタッフが萎縮し、そのしわ寄せは全て子どもたちに向かってしまう。だから私は体調や気分が優れないとき、あらかじめ『あなたのせいじゃないからね』と言葉で伝えるようにしています」

この一言が無駄な気遣いをなくし、ミスもすぐに共有し合える風通しの良い安心感を生み出しているのです。

スタッフとの何気ない会話を楽しむ
スタッフとの何気ない会話を楽しむ小川施設長

小川施設長の目指す人的環境構成の根底には、「大人が楽しいからこそ子どもも楽しい。大人が失敗を恐れずチャレンジするからこそ、子どもも『挑戦したい、失敗してもよい』と思えるようになる」という信念があります。

「スタッフも子どもたちも、みんながそれぞれの人生を幸せに歩んでほしい。シンプルですが、それが全てですね」

子どもの声に耳を傾ける小川施設長
子どもにもスタッフにも「聴く姿勢」を大切に

知識を「教養」へと変えるために

小川施設長が実感しているどろんこ会の魅力は、「自分を更新し続けられる環境」にあるといいます。社内研修システムである「園長大学® 保育士大学」(※1)をはじめ、質の高い学びの機会が豊富に用意されています。

一方、「何より重要なのは、やはり実践です」と小川施設長。「得た情報を現場で試し、時には失敗しながらフィードバックを得る。そのプロセスを経て初めて、学びは本当の『教養』に変わるのだと思います」

どろんこ会には、そうした現場の試行錯誤を積極的に受け止める風土があります。

※1 園長大学® 保育士大学:動画学習(オンデマンド)や対面研修(スクーリング)を通じて、現場で役立つ専門知識やノウハウを学べる保育専門の学びのプラットフォーム(株式会社日本福祉総合研究所のシステムを利用)

豊かな「物的環境構成」の実践が広がる園庭
豊かな「物的環境構成」の実践が広がる園庭

また、年齢に関わらずリーダーや主任、施設長といった役職に挑戦できる環境も整っています。「保育と本気で向き合い、着実にステップアップしたい人にとって、ここはチャンスに満ちた舞台です」

さらに、多様なフィールドが揃う「複線的なキャリアパス」も大きな特徴です。法人内には、園の規模や勤務地、職種にいたるまで多彩な選択肢があります。ライフステージや目標が変化しても、キャリアをリセットすることなく新しい働き方に挑戦することができます。「この柔軟性が、人生を長い目で見たときの安心感と強みになります」

挑戦と安心の土壌。その両輪が揃っているからこそ、自分らしいキャリアを磨き続けることができる。小川施設長の挑戦の日々は、まだまだ続きます。

柳瀬川を眺める子どもたちと小川施設長
幼い頃から親しんだ柳瀬川は、今では子どもたちとの活動の場に

「子育て」で未来を変えませんか?

新たな環境に一歩踏み出すには、不安や迷いが伴います。しかし、どろんこ会グループには一人ひとりが思い描く保育を仲間と共に試行錯誤しながら形にしていける環境があります。

私たちと一緒に働きませんか。これまでの経験を生かし、新たな保育に挑戦する皆さんをお待ちしています。

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