発達支援つむぎ 新羽「食育活動」

2022.02.04

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームには、食べることに関心のない子や食事の好き嫌いがある子がいます。そのような子どもたちには「お腹がすいたから食べたい」という気持ちを育てることや、食べることを楽しいと思ってもらえるよう、様々な食育活動を行っています。

子どもたち自身が食に興味を持ってもらえるように、畑仕事に力を入れています。自分たちで育てたい野菜の種を買いに行くことから始まり、野菜を育て、自分で収穫し、みんなで調理します。自分で育てた経験があると、もともと苦手でも自然と口に運び、食べることができました。

畑仕事をする子どもたち

午前中は、新羽どろんこ保育園の園児と散歩に行くことをメインに活動をしています。午前中に友だちとたくさん体を使って遊ぶことで、「お腹がすいた」「いつも遊んでいる友だちと一緒に食べたい」という気持ちが生まれてきます。食事の席は決めておらず、子どもたち自身がその日に好きな場所で、いつも遊んでいる友だちと楽しく食べる経験から、食に対しての意欲がさらに湧いてきます。

縁側での給食

普段は手づかみ食べが多い子どもたちですが、友だちがスプーンを使っている姿を見て、「スプーンを使ってみたい」という気持ちが芽生えます。そして、段々と食具を使って食べることが定着してきました。また、食具を使うことで食事ペースが安定し、しっかり噛んで食べることができてきます。

食具を使う練習

つむぎでは食事の内容(固さ・形状・大きさ等)にも着目して、食べられるものを少しずつ増やしていけるように支援しています。例えば、固い食感が好きな子は、固く炊いたご飯を勧めることでだんだん食せる範囲も広がってきました。

ご飯を食べる子ども

つむぎ新羽ルームは、言語聴覚士が在籍しています。ダウン症の子どもたちの食に対する支援として、おやつを食べている様子を見て、離乳食の移行時期や、食事の提供の仕方などの相談支援を行っています。お気軽にご相談ください。

本格的な寒さが厳しい時期となりました。たくさん食べてしっかりと体を動かし、寒さに負けない体を作っていきましょう。

文:発達支援つむぎ 新羽ルーム職員

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