発達支援つむぎ つつじヶ丘「なんの種かな?」

発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームの土曜日のグループ活動では、畑仕事に力を入れています。11月にある種を植えました。育っている過程で何ができるか予想をしながら観察をしていこうと育て始めました。

種を植える様子

まず、みんなで種の観察をしました。ひとつひとつ見比べたり、匂いを嗅いだり、スケッチをしてみたりと思い思いに観察していました。

種の観察

種植え後は、毎週活動のたびに観察をして水をあげたり日当たりの良いところに置いたりしながら、子どもたち同士で工夫して生長を見守ってきました。

しかし、1月になっても、生えてきた芽はあまり元気がなく、しっかり育っているのかが分からない様子でした。子どもたちにどうするか聞いてみると、「どうなっているか見てみたい!」という意見があがり、種を植えたところを掘り起こしてみることにしました。

すると、そこには小さな小さな赤いものがありました。

小さなの赤いもの

「なにかできてる!」「これ、なんだろう?」「ちいさいあかかぶじゃない?」「だいこんのにおいがする!」様々な意見がとびだしました。種の正体は「はつか大根」でした。

小さなはつか大根でしたが、子どもたちの希望で少しずつ切り分けて食べてみることにしました。

小さな小さなはつか大根

「おいしい」「にがーい」「あんまりおいしくない」「やさいのあじがする」といろいろな感想がありました。

みんなで育てた不思議な種は、大きくは育ちませんでしたが、小さく実をつけました。

つむぎの支援では、失敗も大事な体験です。思うようにできない中で、どうすればいいか意見を出しあい、様々な工夫をする過程こそが大切だと考えています。日々の生活の中で、うまくいくこともあれば失敗することもありますが、そういった経験を積み重ねる中で多くのことを学んでいくのだと思います。

現在、畑横のプランターではチューリップの球根が顔をだしています。

チューリップの芽

さて、チューリップは元気に育ってくれるのか、また子どもたちと一緒に試行錯誤しながらの挑戦です。

文:発達支援つむぎ つつじヶ丘ルーム 職員

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