発達支援つむぎ つつじヶ丘「『ひとりだからできること』『みんなとだからできること』どちらも大事にしています」
こんにちは。発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームです。つむぎ つつじヶ丘ルームでは、平日はつつじヶ丘どろんこ保育園の子どもたちと一緒に活動を行っていますが、土曜日は異年齢や年長児中心のグループに分かれて、少人数での活動を行っています。今回は年長児の活動での子どもたちの経験と学びについて紹介したいと思います。
この日の年長児の活動は、日課である座禅からスタートしました。静かな気持ちの準備ができたので座禅を始めようとすると、Aくんが「ぼくはやらない」と言って、保育室の隅にある運動マットの方に走って行ってしまいました。スタッフが「どうしたの?」と言葉をかけると「みんなとやるのは嫌なんだ」と教えてくれました。「ここでもできるの知ってる?」と問いかけると、顔をあげて「どうやって?」と不思議そうな表情になったAくんに、スタッフがマットを立てて空間を作ると、「ここでやりたい」と言って自ら座禅に取り組み始めたのです。その様子から、Aくんは座禅をしたくなかったのではなく、ひとりの時間を大事にしたかったのではないかと感じました。


その後、平均台や跳び箱などの運動用具の置き場所を他児と相談し、サーキットをつくる活動をしました。自分がどうしたいかを伝えることができても、複数の相手と相談して決めるのは少し難しい様子が見られました。「Bくんにも聞いてみたら?」「Cくんは○○したかったんだね」とスタッフが仲立ちをしながら、一つ一つ決めていきます。こうしてサーキットが完成すると嬉しそうな声をあげ、張り切って取り組み始めました。最後のキャタピラーでは、どうやったらキャタピラーが進むのかが分からないBくんにCくんが見本を見せてくれました。言葉での説明が難しいことも、「見る」ことで「分かる」につながり、Bくんもひとりでキャタピラーを動かすことができるようになりました。Cくんがキャタピラーに乗ると、ひとりで座禅に取り組んでいたAくんがやってきて「一緒にやりたい!」と横から乗車し、ふたりで一緒に進みます。楽しい遊びを通して、他者と一緒に何かをする面白さや、ひとりで難しいことも友達に助けてもらってできる経験をすることができました。

これからもつむぎ つつじヶ丘ルームでは、一人ひとりの考えを尊重しながら、人と関わることの楽しさを感じることができる活動や他者と協力する活動を通して、子どもたちの社会性や協同性を育んでまいります。
文:発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームスタッフ
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