子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「心と身体を育む」

子ども発達支援センターつむぎ浦和美園の2歳児は異年齢児とのかかわりの中での育ちあいを大切に、3歳児~5歳児と同じ環境の中で共に生活しています。大きな集団の中に自然と溶け込み、秋の訪れを肌で感じながら戸外活動を楽しんでいます。中でも毎週火曜日の体育指導の日は子どもたちも楽しみにしている活動です。

玉入れをする子どもたち

体育指導は理学療法士、作業療法士を中心に身体の基礎を作ることをねらいにし、リズム遊びのほかにも全身の上下左右の動きや協調動作を養いバランス能力を高めていける運動遊びを取り入れています。活動は園庭だけでなく、センター近くの公園も行っています。

両手を横に広げて片足をあげる「かかし」のポーズから、両手を頭の上で合わせてバランスをとり、ぴたっと止まって「木」になりきります。はじめはスタッフのそばでお兄さん、お姉さんの動きをじっと見つめていた子が、自分のタイミングで真似をして手や足を動かしてポーズをとり、嬉しそうにあそぶ姿が見られました。

ポーズをとる子ども

全身運動のほかに、他児意識を高めていけるあそびも体育指導の中に取り入れています。その一つとして玉入れを行いました。スタッフがかごをもって走り出すと「まてまて」とみんなでおいかけっこが始まり、かごに入った玉を数え終わると、次は草むらに玉を隠して宝探しが始まりました。子どもたち発信で活動が拡がり、あそびがどんどん発展していきます。お兄さんお姉さんからは「玉があっちに隠れているよ」「一緒に見つけよう」と大きい子が小さい子を誘ってあそぶ姿も見られ、思いやりの気持ちも自然と育まれていきます。

玉を見つけた子ども

最後はみんなが大好きなパラバルーンです。集団の中に入る事は嫌だったけれど、中に入ってみたいという気持ちがふくらみ、最終的にはスタッフと一緒に参加することができました。

年齢の活動の中で、他児の様子をよく見て、「やってみたいな」と心が動き、「大好きな先生と一緒ならやってみたいな」という気持ちから、自ら挑戦する2歳児の姿は、4月当初から比べるととても成長を感じます。

また、身体の発達の面でも専門士の視点からアドバイスをもらうことで、課題がより明確になります。つむぎ 浦和美園では、あそびを通して心と身体の育ちを大切にして、活動を拡げていきます。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園スタッフ

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