発達支援つむぎ 八山田 「収穫の喜び」

2023.08.03

#発達支援

発達支援つむぎ 八山田ルームの畑は今、ジャガイモやズッキーニ、ピーマンやナス、玉ねぎや長ネギ等、次々と収穫の時期を迎えております。毎日の畑仕事の中で野菜が大きくなる様子を観察していた子どもたちは、この時を今か今かと待っていました。

先日は、きゅうりが大きくなったので、子どもたちと一緒にきゅうりを3本取りました。

きゅうりを指さす子ども

きゅうりををとった時は、「きゅうり!やったあ!」と声をあげて大喜びです。歓声に気づいた他の子どもたちも自然と集まってきて、皆でとれたきゅうりを触ったり見つめたりしています。

子どもたちは、「トゲトゲしている」「おっきい」等気づいたことを次々に発します。次に、大事そうに持って水道まで運び、水できれいに洗いました。

きゅうりを洗う子ども

給食室に運び、「きゅうりとれたよ」と嬉しそうに調理のスタッフに報告すると、きゅうりの塩もみをしてもらえることになりました。すると子どもたちは、調理室の窓から、とれたきゅうりがどのように調理されるかを興味津々に見つめていました。

調理される様子を観察

しばらく待っていると、ついに、細切りにされたおいしそうなきゅうりが出てきました。「やったあ、皆で食べよう!」とスタッフが皆に伝えると、「やだー!きゅうり食べなーい!」と皆一目散に逃げていってしまいました。きゅうりをとる時は大喜びで大事そうに洗ったり、調理の過程を見ていたのに、食べるとなると別問題なのだなと、おかしくなりました。

 畑仕事は、野菜についての知識を増やすことや苦手なものが食べられるようになることだけが目的ではありません。畑仕事を通して、「里芋の葉っぱの上って水がころころするな」「トマト、赤くなった」「きゅうりってトゲトゲしてて痛い」等、さまざまな発見や感動を誰かと分かち合うことができるし、皆で協力して仕事をすることの楽しさを知ることもできます。この実り多い畑を舞台に、次はどんな体験が子どもたちと一緒にできるか楽しみです。

じゃがいもを収穫

文責:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ

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