発達支援つむぎ 横浜西口「クリスマス会を楽しもう」

発達支援つむぎ 横浜西口ルームでは、「自分で決める」「自分で選ぶ」経験を大切にしています。

2021年12月末の1週間は、「みんなでクリスマス会を楽しもう」と題して、クッキーを作って食べました。

材料を計り、大きなボウルに入れる役割は「やりたい」がいくつも重なり、話し合いで決まりませんでした。職員とじゃんけんをして勝った人から順番にやろうという提案にみんなが納得してようやくスタートです(量・図形、文字などへの興味関心、道徳性・規範意識の芽生え)。

大きなボウルでクッキーの材料を混ぜる子ども

順番を待っている間は、友だちの作業を見守ります。「どう?」「まだ、もうちょっと。ここまでだよ」自然とやり取りが生まれます(言葉による伝え合い)。

クッキーの材料を量る子ども

クッキーを焼いている間に、皿や飲み物などパーティーに必要なものに自ら気が付いて準備を始めた子がいました。続いて、友だちの足りないものに気が付いて「私が持ってくる」と席を立つ子もいました。

その様子を見ていた別の子は「優しい」と伝え、お互いを認め合う姿がありました(自立心、協同性)。友だちの新たな一面に触れたり、一つのものをみんなで作り上げたりする充実感を味わうことができたのではないでしょうか。

焼き上がったクッキー

年度も終わりに近づき、今まで「自分で考えて決める」遊びの中で、友だちと時にはけんかし、理解し合ってきた経験がクッキー作りに表われていたように思います。

主体性が育まれたことで、子どもそれぞれが目的を持ち、クリスマス会に参加しました。自分だけ楽しければ良いではなく、友だちが今何を求めているのか自ら気づき表現していた姿に、にんげん力を感じました。今後も、「自分で決める」「自分で選ぶ」経験を大切にしていきます。

※( )内は、厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を表しています。

文:発達支援つむぎ 横浜西口ルーム職員

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