日高どろんこ保育園「夏野菜カレーづくり」

暑い暑い夏がやってきました。日高どろんこ保育園の畑では、夏野菜のナスやトマトができています。畑で育った野菜で、5歳児の子どもたちが夏野菜カレーづくりに挑戦しました。

まずは、ピーマン、ナス、玉ねぎ、トマトを洗い、包丁で切る工程を経験しました。

保育者が包丁の使い方を伝えると、集中して聞き、「お家でも包丁を使ったことがあるよ」「猫の手だよね」等と子どもたち同士でも話し合う姿がありました。

とても真剣な表情で野菜を慎重に切っている子どもたちの姿が印象的でした。

切った野菜を近くで見ると、野菜それぞれの匂いの違いに気づいたようで、「トマトは酸っぱい匂いがするね」「ナスはちょっと変わった匂いがする」「ピーマンは苦そうだね」等と、素直な感想を話していました。

次は、みんなで一生懸命切った野菜を炒めます。順番に交代しながら、鍋に入った野菜をヘラで回して火を通していきます。「おいしくなあれ」と言いながら炒める子や、「いい匂いがしてきたよ！」と嬉しそうな表情がたくさん見られました。

給食の時間になり、「どんなカレーになったかな？」といった表情で鍋を覗き込んでいました。

嬉しそうにカレーを盛って、一口食べると「美味しい！」という言葉が飛び交っていました。食べている友だちや保育者に「これ、ぼくたちが作ったカレーだよ」「美味しい？」と聞いて回ったりもしていました。「美味しいよ」と返ってくると、誇らしげな表情で喜んでいました。

自分たちで作ったカレーはとても美味しかったようで、たくさんの笑顔が見られました。

夏野菜カレー作りを通して、食材の感触や匂いを五感で感じることができ、自分たちが食べるご飯の調理に携わることで、食事への興味や関心に繋がっていきました。

文：日高どろんこ保育園スタッフ

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