発達支援つむぎ 目白「クリスマス音楽会」

2025.02.05

#発達支援

発達支援つむぎ 目白ルームでは12月10日、13日にクリスマス音楽会を開催しました。ホンモノに触れる機会作りとして年度当初に計画し、今回縁あって豊島区にある東京音楽大学(池袋キャンパス)から6名の学生の方々が来てくださいました。

ピアノ演奏やフルートの音色、そして素敵な歌声を聞いて、最初は緊張していた子どもたちも徐々に一緒に口ずさんだり、手拍子したりと気持ちが乗ってきました。学生の進行に合わせて、楽しい雰囲気が部屋いっぱいに広がり、最後には音楽に合わせて子どもたちや保護者の方も一緒に踊っている様子も見られました。

音楽に合わせて踊る子どもと大人
演奏会の様子

オペラの歌唱では、目の前で聞いていた子どもが、歌っている学生の口元を驚いた表情で見つめていました。オペラ歌唱の迫力のある歌声と奇麗な声に驚きつつも、「こんな声が人から出るのか」と初めての気づきがあったのかもしれません。帰宅してからも、オペラ歌唱の歌マネをしていたようで、ホンモノの音楽に触れたことで、子どもの興味関心の幅が広がったような気がします。

今回の音楽会では、参加する子どもたちはもちろん、保護者の方も安心して楽しめるようにパーテーションを開けて室内を広げたり、座っても寝転んでも大型バギーでの入室も容易にできるように床にマットを敷いたり、参加者全員が自由に過ごせるような環境づくりを行いました。吸引が必要な子どもも、バギーを室内に置くことができたのでいつでも状況に合わせて吸引をすることができ、マットの上で座ったり保護者の方に寄りかかったりしながら、音楽に合わせて腕を動かして楽しんでいる様子がありました。それぞれ自由なスタイルで参加することで、のびのびと音楽を感じているようでした。

音楽界に参加した親子
ピアノの曲に合わせて手拍子をする様子

後日、子どもたちが学生の方々に感謝や感想の手紙を書きました。文字が書ける子どもは文章で、まだ文字が難しい子どもはイラストで、体験した内容や気持ちを表現しました。また、保護者の方からのアンケートでは「自由なスタイルで参加できるのが良かった」「フルートの生演奏や歌声を聞ける貴重な経験になった」「子どもが楽しそうで良かった」などの感想をいただきました。「来年も期待しています」との声も多かったので、引き続き地域の力をお借りしながら、子どもたちへホンモノの音楽や芸術に触れる機会を創っていけたらと思います。

文:発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ

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