保育士の卵を大事に育てていきたい~どろんこ会の実習生受け入れの心構えとは~

2018.05.10

#採用

園長インタビュー 越谷どろんこ保育園 越谷レイクタウンどろんこ保育園

どろんこ会グループでは、保育士を目指す学生実習生を積極的に受け入れています。保育現場での実習は、それまで学校でクラスメイトたちと学んできた環境とは大きく異なり、現場の雰囲気や実際の保育士や保護者とのコミュニケーションなどに緊張や不安を感じることも多くあるようです。そんな実習生を受け入れる際の心構えを埼玉県 越谷エリアにある2つの園の園長に教えていただくとともに、どろんこ会での保育実習を経て入社した現役保育士に実習当時に感じたことなどを聞きました。

園長同士が手を携え、エリア全体で実習生を歓迎するムード作りを

今回お話を聞いたのは、これまでに数多くの実習生を受け入れてきた「越谷レイクタウンどろんこ保育園」「越谷どろんこ保育園」それぞれの園長、そして昨年度「越谷どろんこ保育園」で保育実習を受け、この春、新卒職員として「越谷レイクタウンどろんこ保育園」に勤務することとなった伊藤の3名です。

まずは、2人の園長に、実習生を受け入れる際に気を付けていること、迎え入れる側の心構えなどを聞きました。

1人ぼっちにしない!実習生を見守る優しい目
橋本園長と宮澤園長
越谷レイクタウンどろんこ保育園の橋本園長(左)、越谷どろんこ保育園の宮澤園長(右)実は二人は越谷どろんこ保育園の立ち上げメンバーで同期入社でした

――実習生を受け入れる際に心がけていることを教えてください。

橋本:とにかく「1人にしないこと」です。女性は数人でグループを作りがちですが、内輪で固まっているところには入って行きづらいもの。外部から来た人と距離を置くような雰囲気を出さないよう、私たち園長はもちろん、現場のスタッフも気を付けています。

普段から園のスタッフには、短い期間ではあるけれども実習生も子どもたちを見守る仲間として受け入れ、できるだけ声をかけるように、と伝えています。どろんこ会では同じグループに所属する他園との交流も盛んなうえ、よく見学などで来訪者を受け入れることがあります。そんなときも、全体で「来訪者が来たら絶対に1人にしない」を合言葉にしています。実習生の皆さんに対しても同じ気持ちを持って、皆で優しく見守り、サポートするようにしています。

先輩保育士の指導
報告書の作成の仕方など、園での実務作業もゼロから先輩がアドバイスします

ただ、実習中は「子どもの前に立たなきゃ」とか「実習ノートを書かなきゃ」などとプレッシャーを感じるものです。「わからないことがあったら聞いてね」とこちらから声をかけても、いきなり現場に出た学生さんは誰に何を聞いたらいいのかわかりませんし、「こんなことを聞いてもいいのかな…」などと戸惑うこともあるでしょう。

ですから、こちらからグイグイ話しかけるようにしているんです(笑)
たとえば「今、先生たちは何もしていないように見えるけど、それぞれ意図があって見守っているから、振り返りの時にどういう意図があったのか聞いてみてね」と声をかけ、毎日の振り返りの時に話すヒントを出してあげたりしています。

また、スタッフには「自分たちが実習していた頃のことを思い出して、先輩にされて辛かったことはしないように、逆にこうしてほしかったと思ったことは積極的にやってみてね」と伝えています。

橋本園長と新人保育士
新人保育士の伊藤(右)から、振り返りの報告を受ける橋本園長(左)。報告内容から伊藤の成長を感じ橋本園長が目頭を熱くする場面も

――「1人にしない」という思いに至った理由を教えてください。

宮澤:初めての職場ではわからないことだらけで、どこで休憩をとったらいいのか、皆が飲んでいるお茶は自分も飲んでいいのかなど、些細なことも聞けず、切ない思いをした……という経験が、私たち自身にもあります。ですから、実習生や新入職員にはそういう思いをさせないよう気を配っています。

実習中に受けた指導や優しさは、きっとその人の中に残り、今度は自分が先輩の立場に立ったときに、実習生や後輩に返してあげられるようになります。実際、越谷エリアの2つの保育園では、実習生や新人を温かく迎え入れ育てていく文化が浸透していると感じています。

私たち2人は実は同期で、同じ園で一緒に働いた仲間でもあります。今でもお互いに情報交換をしたり、大切にしたい想いを共有することで、共に越谷エリアを盛り上げていこうと連携をとっています。

「大丈夫?」の声がけで得られた安心感。ここなら大丈夫と思えた

続いて、今年度から越谷レイクタウンどろんこ保育園で働き始めた保育士の伊藤に、実習中に感じたことや学んだこと、そして入社後の仕事について聞きました。

新人保育士
越谷どろんこ保育園で保育実習の経験を積み、現在は越谷レイクタウンどろんこ保育園で活躍する新人保育士の伊藤

――学生時代は「越谷どろんこ保育園」で実習をしましたが、いかがでしたか?

実習生の時は1日の流れが掴めず、何をしたらいいのか分からないでおどおどしてしまう時間もいっぱいあったのですが、越谷のスタッフの皆さんはそんな私に気づいてくれて声をかけてくれました。

先生たちが忙しそうにしていると声をかける勇気がなかなか出なかったのですが、そんな時にも「大丈夫?」と声をかけてもらえたことで、「今話してもいいんだ!」と安心できました。先生たちの空気や一言から「必要によっては保育中でも声をかけていい」ということが分かりました。

私は全部で5回、様々な園で実習したのですが、越谷どろんこ保育園では質問をしやすく、「どうしたらいいのか?」と立ち止まっている時間も他園と比べ短かったと感じました。

越谷レイクタウンどろんこ保育園の外観
広い園庭も近くの河原や土手も子どもたちの最高の遊び場!越谷レイクタウンどろんこ保育園
越谷レイクタウンどろんこ保育園の園庭
園庭の遊具のそばには子どもたちが植えた花が綺麗に咲いている

――最終的にどろんこ会グループに入ることを決めたのはなぜですか?

私は小さい頃から保育園か幼稚園の先生になるのが夢でした。実習を通して保育の現場を経験しても、その思いは変わりませんでした。実は、実習先からいくつかお誘いをいただいたので、どちらを選ぼうかギリギリまで迷ったのですが、最終的にはタイミングが合ったこと(笑)、そしてどろんこ会なら自分がやりたいと思っている家庭的で温かい保育ができると感じ、入社を決めました。

――どろんこ会での実習が現在の保育に役立っていると感じることはどんなことですか?

以前は子どもたちが話を聞いてくれない時、どうして聞いてもらえないのかと悩んでいました。でも越谷どろんこ保育園で、補助ではなく担任の先生に変わって保育を行う責任実習(全体実習)をした時に、子どもが「やりたい!」と思うタイミングや、興味を持つポイントはそれぞれ異なること、その時にやらなくても後で声をかけたらやる気になることもある、ということを知りました。待つことの大切さを学んだのです。それからは、話を聞いてもらえなくても焦らなくなりました。

――学生時代と比べて変化はありますか?
一番の違いは責任感です。「ヒヤリ・ハット」や「インシデント」の報告書を書いたり、アレルギーのチェックをしたりと、実習生の時には経験できなかったことに取り組むなかで、「子どもを守る」という責任感が強くなったと感じています。

園児の手型で作った鯉のぼりの制作物
インタビュー時は4月末。園内には手形で作った鯉のぼりが展示されていた。こうした制作物を考えるのも保育士の役割

――最後に、保育士を目指す学生さんにメッセージをお願いします。

伊藤:実習中も入社後も、とにかく子どもたちとたくさん遊ぶことが大切です。特に実習中は帰宅してからも課題などがあって大変ですが、そんな中でも全力で子どもたちといっぱい遊べるような体力を今からつけてください!一緒に働いていけたら嬉しいです!

橋本:実習の時はできなくて当たり前。そう割り切って開き直ることも大切です。少しでもうまくいったことや楽しかった経験を積み重ねていくことで、保育の仕事自体がより魅力的に感じられるようになっていくと思います。

いろんな園で実習することもあると思いますが、たとえ1つの園で気持ちが落ち込むような経験をしたとしても、めげないでください。絶対どこかに自分の「やりたい!」と思う気持ちを満たしてくれる園があるはずです。諦めないで、とにかく「保育士になりたい」という気持ちを持ち続けてくださいね!

越谷レイクタウンどろんこ保育園

越谷どろんこ保育園

保育実習 随時受け入れています

どろんこ会グループでは随時実習の受入れを行っています。
詳しくはグループ人事採用部(実習担当:03-5766-8066)までお気軽にお電話ください。

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