産育休中職員の職場復帰を応援!「産育休復帰懇親会」をオンラインで開催

2022.01.20

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どろんこ会グループでは、2016年から産育休中の職員の復帰をサポートするための「産育休中スタッフ懇談会」を開催しています。2021年度は新型コロナウイルスへの警戒が続く中、昨年に引き続きオンラインでの開催となりました。12月9日と14日の2回にわたって行われた懇談会の様子をレポートします。

オンライン開催だからこそ、どこにいても気軽に参加できる

今年度は2回合わせて28名の産育休中職員が参加しました。昨年度のオンライン開催の経験を生かし、それぞれの所属施設と名前が画面上で分かりやすいよう、事前に背景も用意されました。

オンライン開催は全国どこにいても自宅にいながら参加できるので、移動に伴う負担がなくなるだけでなく、赤ちゃんのお世話などで一旦退席したり、赤ちゃんが泣き出してもミュートにしておけば平気だったりと、家でリラックスしたまま気軽に参加できるのが魅力です。

当日の進行を担当した人事総務部の様子
当日の進行を担当した人事総務部の様子

代表から励ましのメッセージ

プログラムでは、まず、安永理事長と高堀代表からビデオメッセージがありました。

来年度の4月には63名の職員が復職予定であることや、復帰後に自身の子育て経験を生かしながらさらに活躍されることへの期待が伝えられ、笑顔で「皆さんのカムバックを心からお待ちしています!」と激励の言葉も贈られました。

経営層が子育て中の職員の復帰を歓迎する姿勢は、産育休中の職員の大きな励みになったのではないでしょうか。

笑顔で激励のメッセージを贈る高堀(左)と安永(右)
笑顔で激励のメッセージを贈る高堀代表(左)と安永理事長(右)

復帰後、浦島太郎状態にならないために

続いて人事総務部の高村さんより連絡事項がありました。

高村さん
参加者の声に寄り添いながら自身の育児経験をもとにアドバイスする高村さん

2020年度と2021年度の新規開園情報や、各種申請手続きのオンライン化が進んでいること、多くの会議や面談、研修がZoomを利用して行われていること、WEB社内報『創園』で職員向けにさまざまな連絡をしていることや、自宅で受けられる子育てスキル講座などについて共有されました。

産育休で職場を離れている期間中、社内で起きていることがまったく分からないと不安になるものです。こうした情報共有は、復帰後の戸惑いを軽減する助けになります。

自己紹介タイムでは悩みや不安を共有

自己紹介タイムでは、名前と所属、子どもの名前、月齢に加えて、今悩んでいることや皆さんに相談したいことを順番に話しました。

自己紹介タイムの様子。所属や住んでいる地域、子どもの月齢などもさまざまな職員が参加

参加者の皆さんは、子どもの月齢が異なるだけでなく、第1子を出産したばかりの人から、小・中学生2人のお子さんがいて今回が3人目という人までさまざまです。子どもたちも一緒に参加して、画面に興味津々の様子。途中、子どもがカメラに向かって手を振る様子なども見られ、終始和やかに進みました。

参加者からは、

  • 復帰後に仕事と両立できるか不安
  • 上の子もまだ手がかかるが、どうしても下の子優先になってしまい、そのバランスを取るのに苦労している
  • 出産後、抜け毛や骨盤の歪みに悩んでいる
  • 離乳食がうまく進まない
  • ベビーカーに乗るのを嫌がるのでずっと抱っこをしているのが辛い
  • どろんこ会で実践している「ダメと言わない保育」を心がけているが、自分の子にはつい「ダメ」と言ってしまう

など、さまざまな悩みや不安の声が聞かれました。

高村さんからは、一人ひとりに対して自身の子育て経験をもとにしたアドバイスが送られました。また、どろんこ会グループには現在、育児時短勤務をしている職員が200名近くいて、来年度4月には200名を超えると予想されること、たくさんいる先輩職員にコツを聞きながら、仕事と育児の両立に励んでくださいというメッセージも伝えられました。

この後、3~4人ずつのグループに分かれての「懇談タイム」があり、自由に悩みを相談するなどして、会は終了しました。

法人として、職員のライフイベントの応援・サポートを継続します

後日、あらためて参加者に当日の感想を聞きました。

  • 悩みを共有することで気持ちが軽くなり、子育てを頑張ろうと思えました
  • 家族以外の人と話す機会があまりなく、気分転換になりました
  • 同期がいて元気な姿を見ることができました
  • (オンラインで)感染のリスクもなく、(自宅で)子どものタイムスケジュールを気にすることなく参加できました
  • 普段関われない方と情報交換ができて良かったです

今回の懇談会を通して、これまで保育士として現場で仕事をしてきた職員も、自身の子育てではさまざまな苦労をしていたり、仕事との両立ができるのか、漠然とした不安を抱えていることなどが分かりました。

コロナ禍での子育ては、人と人とのつながりをつくる機会が得づらく、家族以外の人と話す機会がない方も少なくありません。懇談会は、これまでにない過酷な状況下での産育休を過ごしている職員たちの息抜きにもつながったことでしょう。同じ悩みや不安を持つ人同士がつながり、思いを共有できたことは、今後復帰をする上での力にもなったのではないでしょうか。

どろんこ会グループでは、年々、産育休取得後に職場復帰する職員が増えています。今後も職員の結婚や出産、育児といったライフイベントを応援し、サポートしていきます。

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