保育を学ぶ学生と造形を通じ交流 メリー★ポピンズ 赤羽ルームが星美学園短期大学を訪問

2023.01.26

#保育

メリー★ポピンズ 赤羽ルーム

東京メトロ南北線「赤羽岩渕」駅から徒歩2分にあり、0歳~2歳をお預かりしている東京都認証保育所メリー★ポピンズ 赤羽ルーム。園から500メートル先に保育を専門的に学ぶことのできる「星美学園短期大学」があります。近隣でありながらコロナ禍でなかなか交流ができませんでしたが、2022年10月に初めて学校を訪問する機会を得ました。

幼児保育学科のある星美学園短期大学
幼児保育学科のある星美学園短期大学

保育を学ぶ学生と造形遊びを楽しむ

星美学園短期大学には幼児保育学科と専攻科 幼児保育専攻があり、今回は後者の造形ゼミにお伺いしました。造形ゼミでは、子どもがさまざまな遊びを通して感じたことを思いのままにのびのびと表現することで、その想像力や創造力が育まれることを探究し、研究レポートを作成します。

今回の訪問にあたり、学生の皆さんが子どもたちの日々の遊びを事前にヒアリングし、小麦粉粘土、かんてん遊び、新聞紙プール、マラカス遊び、圧縮袋遊び、梱包材プチプチの感触遊びの6種類の遊びのコーナーを用意してくれました。最初は人見知りをしていた子どもたちも徐々に学生とも打ち解け、楽しく遊ぶうちに表情も和らいでいきます。

梱包材プチプチの感触遊びを体感している子どもたち
梱包材プチプチの感触遊びを体感している子どもたち

中でも一番人気の遊びは小麦粉粘土とかんてん遊び。最初はそれぞれ好きなコーナーで遊んでいましたが、最終的にこの二つのコーナーに集まりました。

子どもたちはすっかりなじんで学生と話している様子
子どもたちはすっかり馴染んで学生と話している様子

園でもよく遊んでいますが、保育園とは違うかんてんの色や感触を体験することができました。遊びに夢中になっていたので、40分間のゼミはあっという間に時間が過ぎてしまいました。

人気のかんてん遊び
人気のかんてん遊び

最後は学生の皆さんとお別れの際に、もっと遊びたい、帰りたくないと泣き出す子どももいます。双方とも楽しい時間を過ごせたようです。

今回の活動について、施設長の澤さんはこう語りました。

「今回は幼児保育を専攻されている学生の方だったので、乳児との関わり方に最初は不安もあったようです。ただ、事前にどのような遊びがよいかを私たち保育士に積極的に聞いてくださり、試行錯誤しながら準備を進め、子どもたちを迎えてくれました。その結果、子どもたちはもちろん、私たちスタッフも今回の交流をとても楽しむことができましたし、学生の皆さんも笑顔で楽しんでくれたようです」

新聞紙プールで思い切り体を動かしました
新聞紙プールで思い切り体を動かしました

また、

「今回の交流は子どもだけではなく、大人も一緒に関われたことはとても有意義でした。最新の保育を学んでいる学生の皆さんにエールを送ったり、子ども一人ひとりの発達状況を共有して、2歳の子どもでもハサミやのりを使える遊びを提案したりしました。お互いに学び合うことは、私たち保育者にとって必要なことだと思います。これからも子どもたちにさまざまな人と関わる機会を作っていきたいと考えていますので、こうした交流も続けていきたいです」と澤さんは今後について話しました。

どろんこ会グループは子どもたちに多様性を受け入れる経験や、他人への思いやりや感謝の心など、社会の中における「生きる力」を習得するために、世代間交流を行っています。今回のように未来の保育士と交流を行ったり、子どもと関わる仕事に興味をもつ方々に保育の魅力を伝えられるよう、地域との連携も取りながら活動してまいります。

施設情報

メリー★ポピンズ 赤羽ルーム

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