梅光学院大学の子ども学部子ども未来学科で「『からだと命の大切さ』を教える性教育」について講義
2026.02.26
2026年1月、梅光学院大学(山口県下関市)の子ども学部子ども未来学科の「保育教職実践演習」にて、篠栗どろんこ保育園(福岡県篠栗町)の北原施設長とどろんこ会グループ広報部の青木課長が「~保育士・教員になる前に知っておきたい~ 0歳から始まる 『からだと命の大切さ』を教える性教育」について講義を行いました。
子どもの性教育は保育者が担うべきもの
ご依頼をくださったのは同学部の寺井特任教授。「子どもの性教育は保育者が担うべき現代的課題。学生に問題意識をもってほしい」と、20年以上前から保育園での性教育に取り組んできたどろんこ会にご連絡をいただきました。
講義には幼児保育専攻だけでなく、小学校教員を目指す児童教育専攻の学生も出席しました。2026年12月25日に「こども性暴力防止法」の施行を控えていることもあり、前半は青木課長から、「保育園や学校などで、なぜ子どもへの性教育が必要なのか」を「こども性暴力防止法施行ガイドライン」と関連付けて解説。後半は北原施設長が、同ガイドラインの中で「児童等や保護者への教育・啓発/児童等が知るべき内容」とされている「こどもの権利」「性に関するルール」を乳幼児期からどのように教えていくのか、保育園でのさまざまなエピソードを交えてお話しました。

また、どろんこ会が独自で定めている「身体的/心理的/性的虐待」につながる不適切な行為の基準についても紹介すると、「そこまで考えたことがなかった」という声もあがっていました。
「小学校教諭を目指す児童専攻コースの学生にとっても、幼児教育を学ぶ良い機会になった」と寺井特任教授。
参加した学生のみなさんからは・・・
- 私は、子どもから「おっぱい」「おちんちん」というような言葉を言われたときに、曖昧にしてしまっていました。今回のお話でどのように返したらよいのか学ぶことができたため、実習などでそのような場面があったらしっかり対応できるように頑張りたいです。
- 正直、性教育は小中学校くらいからでいいと思っていました。しかし、小さいころから自分のからだを大切にされた経験があるからこそ、自分を大切な存在と思えるという話を聞いて、すごく共感しました。
- 性教育は難しいものではなく、日常の関わりの中で自然に行われているものなのだと感じました。
- 大きな声で子どもに伝えたり、寝かしつけの際のトントンなど、日常の中でよくありそうな関わりであっても、状況や関わり方によっては虐待や不適切な行為と受け取られる可能性があることに驚きました。自分では大丈夫だと思っている何気ない行動が子どもにとって大きな不安や恐怖になる場合もあることを知り、私たちの行動、言動を一つ一つ意識していく必要性があることをあらためて理解しました。
などの感想をいただきました。(一部抜粋)

どろんこ会が学生のみなさんに伝えたかったのは、「『からだと命の大切さ』を教える性教育」は、実は「子どもの権利」を尊重することであり、日々の関わりの中でできるということ。講義に参加した学生のみなさんには、今後、保育士や教員としてぜひ現場で実践していただけたらと思います。
どろんこ会は、「子どもの権利」が守られる保育・教育に資するため、今後も全国各地の養成校での講義をお受けしてまいります。
講義のご依頼はこちらからお問い合わせください。
関連記事
札幌市保育所職員研修会「幼児期からの性教育」を受託 北千住どろんこ保育園の施設長が登壇
性教育は「生」教育。自分の体と命を守るために伝えたいこと-前編
性教育は「生」教育。自分の体と命を守るために伝えたいこと-後編







