ふじみ野どろんこ保育園「～バキュームカーがやってきた～」

第28回は、ふじみ野どろんこ保育園で起こったとある一日の紹介をしたいと思います。

この日は朝から汚水槽の清掃の為、水道やトイレが使用できない日となりました。

業者さんを待つ間に子どもたちはすぐに散歩に出かけたので、子どもたちのトイレの心配はなくなりましたが、帰ってくるまでに復旧するのかわからないという不安はぬぐい切れない状態でした。

そんな中思いついたのが、先月の避難訓練で確認した簡易トイレの存在でした。

緊急事態には変わりない、本当の災害時に慌てなくて済むように実際に使ってみるチャンスではないか。実際に組み立ててみるとテント型はすぐに組み立てることが出来ましたが、箱型のトイレは箱の開け方で立ち往生でした。

組み立てが終わり子どもたちが散歩から帰園するころにはバキュームカーも到着し清掃も完了しました。

結局、使われることがなかった簡易トイレでしたが、ピンチの時でもいい機会だと、チャンスに変えていくスタッフ集団に子どもと一緒に生きる力が育っているのがどろんこ会だなあと感じました。

子どもたちはというと、初めて間近に見るバキュームカーに目を輝かせ喜んでいました。

展示会状態の簡易トイレに入ってみたり探究心いっぱいに活動していました。中には実際にこっそり簡易トイレで排泄を済ませた子の姿も。色々な出来事こそも無駄にしないどろんこ魂を感じた一日となりました。

今後も沢山のチャンスを見つけ楽しんで活動できる保育園を目指していきたいと感じます。

文：ふじみ野どろんこ保育園スタッフ

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