中里どろんこ保育園「魚の解体ショー」

2023.02.24

#保育園

「いのちをいただく」ということが、子どもたちにも伝わるように「魚(アジ)の解体ショー」を行いました。 伝え方や伝える内容も年齢ごとに異なるため、クラス別に実施することで、発する言葉や見る視点なども様々でした。 はじめに行った0歳・1歳児クラスでは、初めて解体を見る子も多く、興味津々で見る子、ドキドキしながら保育者の近くで見る子、包丁で切る様子を見て泣いてしまう姿など様々でした。

近くで見ているうちに「たべる?」と保育者に聞く姿もあり、食べ物だということをきちんと理解していました。

魚に触れる子どもたち

2歳・3歳児クラスでは「血がでてる」と魚の「血」に反応する子が多くいました。そのなかで「かわいそう」「いたそう」という言葉も出てきましたが、最後には「たべたい」「どうやって食べるの?」という話題にもなり、短い時間のなかでも、様々なことを感じていることを実感できました。

魚を見つめる子どもたち

4歳・5歳児クラスでは以前に見たことを覚えている子も多く、捌く順序や魚の部位を保育者と一緒に言葉にする姿がありました。「かわいそう」という言葉も出てきましたが、それでも魚は食べたい。では、どうしたらよいか。という話にもなり、「残さず食べる」「いただきますをちゃんと言う」など、「いのちをいただくこと」に対して考える良い機会になったと思います。

魚を捌く様子をみる子どもたち

その日の給食は、アジのフライでした。「いただきます」をいつもより心を込めて言ってから食べ始めたり、残さないようおかわりをたくさんしたり、「かわいそう」となかなか食べ進まない子もいたりなど、その後の反応も様々でした。

個々の様子に合わせ、離れて見たり、触れられる子は触れてみたりなど、一人一人の気持ちに寄り添うことを大事にしながら行うことで、子どもたちの感じた思いをありのまま受け止めることができました。

アジフライを食べる子どもたち

文:中里どろんこ保育園 職員

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