発達支援つむぎ ふじみ野「みんな大好き荒馬踊り!②」

3月にお伝えした「みんなだいすき荒馬踊り」についての子どもたちの様子の後編をお伝えします。

前編もご覧ください。

発達支援つむぎ ふじみ野「みんなだいすき荒馬踊り!」

感染症予防対策のため、練習してきた「荒馬踊り」の見せ場である生活発表会が中止になってしまい気持ちが落ち込んでいた子どもたち。なかなかクラス全員が集まることができない状態でみんなの気持ちをつないでいくのは大変でしたが、「年長児を送る会」で発表する事が決まり、子どもたちに笑顔が戻りスタッフも安心しました。

荒馬踊りの様子

みんなからの掛け声に合わせて、元気いっぱい跳ねています。

荒馬踊りで太鼓を演奏する子どもとスタッフ

体に響くような力強い太鼓を披露してくれた太鼓チーム。

自分たちで作った扇子を持って踊る子どもたち

扇子を作ったり、髪飾りを作ったりと自分たちで意見を出し合って作り上げていた跳人チーム。スタッフも太鼓や笛に挑戦しました。

荒馬に取り組んだ中で様々な経験を積んだ年長児のこめ組の子どもたち。

  1. 友だちと協力すること
  2. お互いの意見に耳を傾け認めること
  3. 自分の力を信じ、最後までやりきること
  4. 誰かに認めてもらえることで自信をつけていくこと
  5. 個々の良さに気づくこと

卒園までの一年間で様々な事を学び、感じてきました。

新年度になり、年長児にあこがれた子どもたちが自分たちで工夫をして小道具を作っています。広告と新聞紙を使って立派な馬を作り上げました。さすが、新年長児さんですね。

考える力、指先の発達が促されます。

新聞紙で作った馬を使う子ども

太鼓を叩いてみたり、扇子を作ったりと上手に遊びに取り入れていました。扇子の作り方を年下の子に伝えながら作っています。言葉での伝え合い、考える力が身についています。

自分で小道具を作る子どもたち

3月の発表の場を経て、本人たちだけではなく、すべての子どもたちに変化がみられ始めています。

「こめ組のお兄さん、お姉さんかっこよかった」「私たちもやってみたい」と自分たちで工夫をしながら遊びに取り入れていました。

幼児クラスに上がった子どもたちは「できるんだよ」と嬉しそうに荒馬踊りを一緒に踊ってくれました。今までは、飛び跳ねるのが難しかった子も、お兄さんお姉さんが跳ねるのを見て片足ケンケンに挑戦していました。リズム感や運動機能の発達成長も感じられています。

一年を通して保育園全体で取り組んできた荒馬踊り、異年齢保育の環境が子どもたちに成長に大きな影響を与えると実感できる子どもたちの姿が多くみられてきました。

新年度になり、年長児の成長を見て憧れを持ち、新年長児となった子どもたちが堂々と踊る姿や、園庭で太鼓のリズムに合わせて体を揺らせている1歳児の子どもたちがいます。

今年は、どんな太鼓や民舞に触れることができるのか、子どもも大人も楽しみにしています。

これからも発達支援つむぎ ふじみ野ルーム・ふじみ野どろんこ保育園の伝統として、「荒馬踊り」や「太鼓」を大切にしていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルーム職員

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