メリー★ポピンズ エスパル仙台「小さな発見、大きな育ち」
2025.06.05
#保育園
爽やかな風に包まれながら、あずき組の子どもたちは日々いろいろな場所で新しい発見や出会いを楽しんでいます。自然や地域との関わりの中で、それぞれの育ちが感じられる瞬間がたくさんありました。

ある日は仙台駅前にあるバスプールへお散歩にいきました。高い場所から見下ろすバスの動きに目を丸くして「あ!青いバス!」「ちがうのいる!」と、色や形、大きさの違いに気づいて友達とやりとりする姿がありました。乗り物に興味を持ち始めた子どもたちの「見る・比べる・伝える」力が育ってきているように感じます。

公園や室内遊びでは、ごっこ遊びがさらに盛り上がりを見せています。「アイスください!」「いちごアイスです!」と、アイス屋さんやごはん屋さんになりきって楽しんでいます。お互いにイメージを共有しながら遊びを進める姿に、言葉のやりとりや相手の気持ちを考える力が少しずつ育ってきていることが感じられました。一緒に笑ったり、真似をしたりと、友達と遊ぶ楽しさがどんどん広がっています。

さらに、普段から仙台朝市へお散歩に出かけていましたが、おつかいを頼まれキャベツとバナナを買いに行く機会もありました。八百屋さんの前では「あれ、キャベツ!」「バナナください!」と自分の言葉でお店の人とやりとりし、実際の人や物に触れながら、社会との関わりの第一歩を踏み出しているようでした。買った野菜を保育園に持ち帰る時も、「あったよ!」「キャベツとバナナあったよね」と話が弾み、日常生活とのつながりを楽しんでいる様子でした。

虫探しもあずき組(2歳児クラス)で人気の遊びのひとつです。ある日、保育者が公園で見つけたダンゴムシに夢中になっている子どもたちがいました。手のひらにのせたダンゴムシを「うごくかな~?」「しーだよ!」とじっと見つめて待っている姿が印象的でした。小さな生き物を怖がらずに観察しようとする姿から、生き物への関心や興味が育まれていることが感じられます。また、春の花や草木にも興味を持ち、発見を喜んでいます。
季節が変わり、遊びや関わり方にも変化が見られるようになってきました。自然の中での発見や友達・地域との触れ合いを通して、これからも一人ひとりの「育ち」を丁寧に見つめながら過ごしていきたいと思います。
文:メリー★ポピンズ エスパル仙台ルームスタッフ
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