発達支援つむぎ 府中「初めての焚き火体験」

2024.04.29

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。2024年度、新年度がスタートしました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

つむぎ 府中ルームでは3月の終わりに、焚き火体験を行いました。場所は体験学習で馴染みの「くにたちはたけんぼ」(国立市谷保)です。今回は、その時の様子をお伝えいたします。

この日の体験学習は、「ジャックとダンディーに会いに行こう」と題したホースセラピーにプラスして「焚き火で沸かしたお湯でココアを飲もう」という体験を行いました。

まずは火おこしです。年長児が主体となり、焚き火台に枝を三角の家になるように組み立てることから始まりました。保護者も加わり、枝の折り方や重ね方の見本を見せると、子どもたちは上手に真似をしてバランス良く枝を重ねていきます。そして一掴みのおが屑を枝の中に振り落として火おこしの準備完了となりました。

次に出てきたのは、マッチです。「なにそれ?」「知ってる!おじいちゃんの家にあった!」子どもたちは興味津々な表情で注目しました。スタッフがマッチを擦って、枝の中に入れると、小さな音がして煙があがり、重なり合う枝の中にとても小さな火が点きました。瞬く間におが屑が燃え、枝が燃え、小さな火は大きな火になりました。

火を灯した焚き火台の様子

「すごい!」「うわ!くさい!」「パチパチ音がするね」と手拍子して焚き火の音を表現する子もいました。年長児が軍手をしてトングで大きな枝や薪を焚き火に入れていく様子を横目で見ていた年中のTくん。スタッフが「Tくんもやってみようか」と声をかけると「やってみる!」と元気な返事がありました。でも、実際やってみると「熱いよ」「怖い」とドキドキした様子だったので、スタッフが身体を支えながら一緒に行いました。

スタッフと一緒に焚き火に薪を入れる子ども

感想を聞くと「いやだった」と一言。でも「もう一回やってみる」と、その後3回も行うことができたTくんでした。

お湯が沸き、年長児が年下の子どもたちに熱いココアをゆっくりと運んで配りました。「ふーふー」と息を吹きかけて少し冷ましてから飲んでみると、「おいしい!」みんな満面の笑みでした。

焚き火台の上に乗せられた鍋の写真

初めての焚き火体験でしたが、火おこしの工程から、火の色や音、形の変化、熱さや匂いを身体で感じることができました。「昔の人はご飯作るの大変だったんだね」「だって火おこしが大変だから」「おじいちゃんってすごいね」などなど、五感以外でもたくさんのことを心で感じ取っていることが分かりました。

今年は数回焚き火体験を実施する予定です。次はどんな体験が待っているのでしょう。楽しみですね。

文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ

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