発達支援つむぎ 府中「焚き火で味噌たんぽ作り」
2025.03.03
#発達支援
こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。
寒さは一段と強まっていますが、子どもたちは、畑や公園で元気いっぱいに駆け回ってます。
今月は、食育の一環で秋田県の郷土料理「味噌たんぽ」を食育で作ります。米を潰し棒状にしたものを「たんぽ」と言い、この「たんぽ」に、甘辛い味噌をつけて香ばしく焼き上げたものが「味噌たんぽ」です。
味噌たんぽは、畑で調理し焚き火を使います。

まず、ボウルに入れた 炊き立てのご飯を、麺棒で潰します。米を押しながら、「(潰すのを)ずっとしていたい!」と言っていた子に、隣に座ってやりたくなった子が「代わって」と声をかけると、友だちをじっと見て、麺棒を渡して代わってあげる姿がみられました。代わった後は、米を潰した回数を「1、2、3…」と一緒に数えます

そのあとは、皿に取り、米を手で伸ばします。「美味しくできるように薄く伸ばしてね」と伝えると、両手を使って一生懸命伸ばします。子どもたちと、竹の棒の先に アルミホイルを巻き、その上に米を巻き付けます。昨年つむぎで、子どもたちが作った味噌に、みりんを混ぜたタレをお米に付けます。
次は、焚き火です。興味がある子は、薪をのこぎりで切って準備にチャレンジしました。子どもたちは、のこぎりに興味津々です。スタッフがそばで見守りながら 薪を切ります。切りながら「できない」「かたい!」と言っていた子も、慣れてくると「できそう!」「どんどん木の粉が出てきた」などと言葉にしながら取組み続けます。切り終えると「やったー!」と言いながら笑顔で、スタッフ見せる子もいました。

スタッフが「火は、優しく息を吹いたり、手で仰いだりすると大きくなるよ」と伝えると、子どもたちは近づいて息を吹きかけます。友だちがやっているのを見て、真似をしている子もいました。
なかなか火が付かないのを見ると、落ち葉を見つけて「これを入れるとどうかな」と提案したり、「がんばれ!がんばれ!」と火に向かって応援したりする姿がありました。
火が付くと、いよいよ味噌たんぽを焼きます。「パチパチって音がする」「良い匂いがしてきた」と五感で火を感じ、一定の距離を保ちながら焼く様子が見られました。
自分たちで苦労して作った味噌たんぽは、美味しかったようで、完食する子も多くいました。
つむぎ 府中ルームでは、焚き火での調理活動も日常的になってきました。自然の不思議さや、達成感、食に繋がることへの喜び、火をつけることの難しさ、その危険性など、様々なことを感じたり経験したりすることができています。これからも、自然に親しみながら、さまざまな感性を育んでいきたいです。
文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ
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