発達支援つむぎ ふじみ野「やってみようとする気持ち」

発達支援つむぎ ふじみ野ルームの1月の体験学習は、太鼓、獅子舞、書道、コマやけん玉を作ろうという昔からある日本の伝統に触れる体験を行いました。

太鼓を楽しむ子ども

「秩父屋台お囃子」「水口お囃子」と四季のお囃子を見せてもらったあとに、実際に太鼓に触れてみました。バチを手に取ると、思い思いに叩いてみたり、スタッフが隣で叩いて見せると真似して叩いてみたり、叩かなくても音を聞いて近くに見にくる子の姿もありました。

獅子に近づいてみる子ども
獅子に触れてみようとする子どもたち

獅子舞は、初めて目にしたという子も多く、怖がっている子や、興味はあるけど近くまではいかず少し離れたところから見ている子、興味津々で自ら近づいていく子と、様々な反応が見らました。そんな中「獅子舞に噛んでもらうといいことがある」という話を聞き、自分の頭やおしりを自ら獅子舞に噛んでもらおうと近づけにいく勇敢な子どもの姿も見られました。

怖くて近づけなかった子も、獅子舞が寝ているふりを演出してくれたことで、寝ている間にそっと触りにいってみるという姿も見られました。

書道を体験する子ども

製作コーナーでは、紙コップでコマとけん玉づくりを行いました。ペンやシールを用意し子どもたちが自由に表現できるようにすると、イメージを膨らませながら集中して作っていました。

書道コーナーでは、書初めの経験がある子や初めて墨に触れる子もいる中で、絵具とは違った筆の感触や墨のにおいを感じながら自由に絵を書いたり、自分の名前を書いてみたりする子もいました。

つむぎふじみ野ルームでは、様々な体験を行えるよう年間を通して企画しています。参加の仕方も一つに絞らすに、子どもたち一人ひとり興味をもったタイミングで参加していけるよう子どもの様子に合わせた言葉かけや支援を行っています。

お囃子や獅子舞も公共の場ではなかなか遠目でしか見られないという事もあるかと思いますが、今回のつむぎでの体験学習でも実際に触ったり、叩いてみたり、間近で見ることができるようにという原体験の機会を設けることを大切に行いました。

今後も「やってみる」「やってみたい」と思えるような体験を提供していけたらと思います。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ

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