発達支援つむぎ 池尻「想像とは違う味や香りに驚き」

2022.10.27

#発達支援

発達支援つむぎ 池尻ルームでは、子どもが食に対して興味を持つことのできる活動を多く取り入れています。単に調理活動をするのではなく、素材の香りや色が変化していく様子を観察することで食への興味を深めています。

梅シロップを鍋に移す子ども

これは、梅ジュース作りの様子です。つむぎ池尻ルームでは毎年恒例となっています。梅と黒砂糖を交互に瓶に入れ、数日待てば梅のシロップが完成します。待っている間も、糖分が梅を覆っていないとカビや発酵の原因になってしまう為、毎日瓶をゆすります。

そうして出来上がったシロップを今度は鍋で煮て殺菌するのですが、子どもたちは「なんだか変なにおいがする」とその場を離れたり、「うわあ、まっくろ!」と笑いながらのぞき込んだりしていました。

梅シロップをコップに入れ、水を加えれば梅ジュースの完成です。子どもたちは恐る恐る口をつけます。「おいしい」という感想が聞こえる一報で、想像と違う味だったのか顔をしかめて「もういらない」と言う子どももいて、様々な反応が見られました。

梅ジュース
梅ジュースを試飲する子どもたち

思っていたのと違う香りや味でも、それも大切な経験。また、「最後まで頑張って作った」という達成感を味わうことが出来るのも調理活動の醍醐味です。

また、つむぎ池尻ルームでは、トマトやサツマイモ、きゅうりなど、様々な野菜を育てています。子どもたちは水をあげながら「また大きくなっているね!」「実がついているよ!」「葉っぱが枯れてきちゃった…」と、様々なことを発見します。

育てた野菜は、スタンプにして制作活動に使うこともあれば、茹でたりお味噌汁などにしていただくこともあります。一生懸命時間をかけて育てた野菜は、普段食べているものよりもなんだか特別に感じる子もいるようです。

これからも食材の変化に興味を持って、食のふしぎを体験しながら、食育活動を展開していきたいと思っています。

文責:つむぎ池尻ルーム職員

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