発達支援つむぎ 池尻「桜木中学校華道部 いけばな体験」

こんにちは。発達支援つむぎ 池尻ルームです。

今年も世田谷区立桜木中学校の華道部の生徒のみなさんをお招きし、色々と教えていただきながらいけばな体験を開催しました。今年で3回目となるこの体験学習は、子どもたちにとってはホンモノの自然に触れ、日本の伝統文化を学ぶ貴重な機会になっています。

活動のねらいは、花に「触れ」、愛でる心を育むこと、そして自分で選び、生けることにより表現力や集中力を養うことにあります。

まずは、華道部の生徒のみなさんが描いた花のイラストを使って、「花の名前クイズ」をしました。子どもたちは、クイズを通して花への興味を高めていきました。次に、いけばなに使うカップに好きな絵を描き、自分だけの器を作りました。

そして、いよいよ花を生ける体験です。たくさんの花の中から、自分の好きな花を選んで茎を切り、思い思いに生けていきます。

この体験では、華道部のみなさんはあえて「型」を教えません。子どもたち一人ひとりの自由な感性を大切にすることで、ありのままの表現力を育んでほしいからです。茎をそのままの長さでダイナミックに生ける子もいれば、丁寧に長さを調整する子もいました。完成した作品はどれも個性的で、子どもたちの豊かな感性が光っていました。

この体験を通して、子どもたちはじっくりと「花」に向き合う自分の気持ちや、色や形など自分だけの表現を見つけることができたようです。来年もまた中学生のみなさんと一緒に、いけばなを楽しめることを心待ちにしています。

文：発達支援つむぎ 池尻ルームスタッフ

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