発達支援つむぎ 吉祥寺「繋がりを築く ~協同性・社会性の育ちへ~」

2021.11.30

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。今回は、吉祥寺ルームが行っているグループ活動の様子についてお伝えします。

1つ目は、8月末に実施した3回目となる就学グループの様子です。

今回のテーマは、「一人一人の力を結集して目的を達成しよう」です。グループ①は、一人ひとりがオリジナルのお化けの仮装を施し、お化け屋敷を作るというものです。まずは思い思いに仮装を施します。「どうしたら怖くなるかな?」等、試行錯誤しながら、様々な廃材も活用して作りました。

お化けの仮装をする子ども

仮装した後は、自分で隠れる場所を作り、お化け屋敷のコースを作り上げました。部屋を回りに来た保護者の方に飛び出して驚かせるタイミングが難しかったものの、回数を重ねるごとに、自分なりにタイミングを計り始める子どももいました。つむぎお化け屋敷、夏の良い思い出になったと思います。

グループ②は、地図を使いながらの宝探しを実施しました。2チームに分かれ、地図を手掛かりにして隠された封筒を探し、中に入っている文字を並べ替えると宝の在りかがわかるというゲームです。

地図を見る子どもたち
宝を探す子どもたち

「次、どこ行く?」など、お互いに声を掛け合って協力する子がいたり、一人で探そうとする子には積極的に話しかけ、チームで取り組もうとする様子が見られたりするなど、手がかりを見つけるために必死でした。

手がかりを組み合わせる子どもたち

2チームの手掛かりを組み合わせて一つの文章を作ります。未完成の文章を見て、「〇〇チームが持っているんじゃない?」など、状況から展開を推測した子もいれば、相手チームの様子を伺い、同じものを持っていることを確認した瞬間に、一緒に組み合わせようとする子もいました。

子どもたちなりにコミュニケーションの難しさや葛藤を感じた部分があったと思いますが、達成感もひとしおです。

2つ目は、日本でも10月の定番となったハロウィンのイベントを実施しました。

吉祥寺ルーム内の壁や天井には、子どもたちが作った様々なジャックオーランタンやお化け、コウモリ等たくさんのキャラクターが飾られ、ハロウィン当日までの気分を盛り上げました。

装飾された室内

そしてハロウィンといえば、お菓子ですよね。10月後半には、地域の商店の方々にご協力いただき、子どもたちとお店を回りお菓子をもらってきました。

商店の方にお菓子をいただく子どもたち

道中は「何のお菓子かなぁ」「ペロペロキャンディだったら頑張って歩ける!」など、期待に胸を膨らませる子どもたちの会話が聞こえました。

店員さんへのご挨拶は少し緊張しながらも、皆頑張ることができました。ご協力いただいた商店の皆様、本当にありがとうございました。

今回は2つの活動についてお伝えしました。

これからも様々な経験を積み重ねていく中で、子どもたちの主体性を育んだり、地域の方々とコミュニケーションを取ったりしながら「生きる力」を身につけていけるよう活動に取り組んでいきます。

文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルーム職員

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