発達支援つむぎ 吉祥寺「吉祥寺のなぞを解き明かそう! ~クロスワードで文字と親しむ体験~」

2024.01.30

#発達支援

こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。

つむぎ 吉祥寺ルームでは、子どもたちがひらがなやカタカナといった文字と親しむ経験から文字への興味関心や理解が深まることをねらいとして、近隣のお店や道の名前をヒントに「クロスワード」を作成しました。戸外を歩きながらヒントを頼りにマスを埋めていくと、とある文字が出てくる仕組みです。

「今日はクロスワードをやってみようと思うけれど、どうかな?」と子どもたちにクロスワードを手渡すと、反応は様々です。「クロスワードってなに?」「面白そう!」「むずかしそう・・・できるかな」初めてクロスワードに触れる子も多いため、まずクロスワードの仕組みを伝えます。

「写真をヒントにお店やものをみつけて、その名前を書いてマスを埋めていくと、最後に何かの言葉が出てくるよ」と実際にスタッフがやり方を見せると、「わかった!」「やってみたい!」と子どもたちの顔が輝きます。

ルームを出発し、歩きながら「これってどこのお店かな?」「あ!あそこは?」子どもたちはスタッフや友だちと話しながら主体的に探し、ヒントを頼りに見つけようと色々なものに目を向けます。

街を歩く子ども

「見つけた!なんて読むのかな。」お店の名前がローマ字で書いてありました。「こんな時、どうしたらいいかな?」スタッフが子どもたちに聞いてみると、「違うところにひらがなで書いてないかな」「お店の人に聞いてみようよ!」子どもたちは自分で解決策を考えます。

自分たちで見つけた文字は書いてみたくなり、口々に「書きたい!」と文字への関心が自然と高まっていることが伝わってきます。書く順番も子どもたちで話し合い、「みんな一番がいいって、どうする?」「じゃんけんは?」「さっき書いたからいいよ」とアイデアを出したり、譲り合ったりする様子が見られます。

クロスワードに書き込む様子

「『ぽ』ってどう書くんだっけ」「書けるよ、書こうか?」とみんなで協力してクロスワードを埋めていき、ついに完成です。出てきた文字を読んでみると、「す・べ・り・だ・い!」ついに謎がとけました。

謎が解けたことで、子どもたちは達成感で晴れ晴れとした顔をしています。最後はすべり台をすべって、つむぎに帰りました。謎が解けたことを保護者様に報告する様子や、「たのしかった~!」「難しいかと思ったけど、できた」など笑顔で感想を教えてくれる様子が見られました。

これからもつむぎ 吉祥寺ルームでは今後も子どもたちが自らの必要感に基づきながら、文字を始め数量や図形、標識などへの興味関心や理解が深まっていくような環境を用意していきたいと考えております。

文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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