発達支援つむぎ 前原「凧揚げにかかしづくり~みんなのやりたいを実現する~」

2026.05.15

#発達支援

2026年度の前原どろんこ保育園・発達支援つむぎ 前原ルームでは、新入園児を迎え、新たな一年が始まりました。散歩道では草木が緑の葉を揺らし、色とりどりの花々が春の訪れと、少し早い沖縄の夏を感じさせてくれます。

ある日、台風前のような強い風が吹いていました。「こんな日に凧揚げをしたら楽しいだろうな」とスタッフが話すと、子どもたちから「やりたい!」と声が上がります。さっそくビニール袋を使って、みんなで凧を作ることにしました。

いざ外へ出ると、凧がどこかへ飛ばされてしまいそうなほどの強風です。そこで対策として、凧の持ち手を輪っかにして手首に通すよう子どもたちに伝えました。「どうやるの?」と尋ねる2・3歳児に、4・5歳児が優しく教える姿や、年長の子が「飛んでいかないようにだよね?」とルールの理由を再確認する姿が見られました。

子どもたちが高山の上に立ち、自ら作ったビニール凧を手に持って腕をあげている

凧揚げを楽しんだ後、別の遊びに夢中になった子が、一度スタッフに凧を預けました。しばらくして「これ、ちょうだい」と、再び凧揚げを始めようと戻ってきます。スタッフが再度ルールを伝えようと呼び止めると、その子は何も言わずに「これ?」と、自ら手首に輪っかを通して見せてくれたのです。

輪っかになった紐を手首に通した子どもの後ろ姿

その姿を見た時、子どもたちを信じて「待つ」大切さを改めて感じました。大人が先回りして教えるのではなく、「この子は何を考えているのかな?」と一歩引いて見守ることで、子ども自身がルールの意味を考え、行動することができるのだと気づかされました。

畑では大きく育ったトマトが鳥に食べられないように、かかしを作ることになりました。古くなった洋服を木の棒に巻き付けて胴体や顔を作っていく流れをスタッフが説明した後は、子どもたちが中心になって進めていきます。

案山子の土台となる木の枝に洋服を着せようとする子、洋服を広げている子などがいる

「どんな顔にする?」「洋服は何色にする?」「変な顔にしよう!」「その方が鳥も来ないんじゃない?」と5歳児を中心にみんなで意見を交換しながら作り上げました。

赤いマントに水色のスカート。木の枝のちょんまげを生やし、黄色の三つ編みヘアーをした「女スーパーヒーロー カカ美」が完成しました。今日も前原では、カカ美が赤いマントを揺らし、ユニークな表情で鳥たちがトマトを食べないように見張ってくれています。

トマト畑に赤いマントに水色のスカートを着た案山子が立っている

制作時、どの子も自分の意見が採用されると嬉しそうな表情を見せ、その後は真剣なまなざしで「先生、テープちょうだい」と自分の考えを実現させようと奮闘していました。誰かに認められる嬉しさと自分で工夫する面白さは、大人も子どもも同じなんだなと改めて感じました。

今年度も前原どろんこ保育園・つむぎ 前原ルームでは、子どもたちがやりたいと思った事を子どもたち自身が工夫し実現できる機会をたくさん作っていきます。

発達支援つむぎ 前原ルームの見学、ご相談は随時行っておりますので、お気軽にお問合せください。スタッフ一同お待ちしております。

文:発達支援つむぎ 前原ルームスタッフ

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