発達支援つむぎ 見附「見附の夏」
こんにちは。発達支援つむぎ 見附ルームです。当施設は、見附どろんこ保育園と併設しており、保育園の子どもたちと一緒に日々の生活を送っています。本格的な夏を迎えましたが、子どもたちは暑さに負けず、毎日、遊びに畑仕事にと元気に過ごしています。
8月はじめ、見附市のある新潟県も梅雨が明け、作物もぐんぐんと育っています。保育園の一角にある田んぼで青々と茂る稲にも変化が見られ、穂先の色が変わってきました。

穂先は白っぽくなり、稲の花が咲いています。稲の花は、咲いたその日の午前中から昼頃までのわずか1、2時間ほどしか開かないそうです。花といっても花びらはなく、白い小さな目立たない花で、受粉が終わるとすぐに閉じてしまいます。この貴重な機会に稲の花を見ることができるのは大人でもなかなかありません。子どもたちに稲の花が咲いたことを伝えると期待しながら見に行きました。見に行った頃にはすでに花は閉じたものもありましたが、白い粒のような稲の花を見て「どれが花なの」と不思議そうに目をこらして見つめていました。日頃、畑でナスやきゅうりの花を見ている子どもたち。「花」と聞くと色とりどりの花びらのついた花を想像していたようです。花にも色々な形があるのだと新しい発見でした。
畑でも毎日、夏野菜の収穫ができる時期を迎えました。2024年の開設当初から収穫した野菜を焚き火で調理して味わってきましたが、今年度、念願だった釜戸が完成しました。完成した直後、日差しの強い日が続き、落ち着くのを待って火入れ式を行いました。今か今かと待ちわびていた子どもたち。新しい釜戸で最初に作るメニューは、畑で収穫した野菜をふんだんに乗せたピザです。まずは生地作り。小麦粉に水を混ぜ込み、団子状にした生地を麺棒で伸ばしていきます。生地の上で麺棒を転がしてみますが、なかなか広がりません。繰り返すうち麺棒を押しつつ、転がすと伸びることに気づき、生地がきれいに広がりました。

トマトソースを塗り、乗せた具材は、当日、畑で収穫した人参、キュウリ、バジル、ズッキーニ、オクラです。アルミホイルに包み、釜戸にも無事に火入れができ、焼き上がりを待つばかりです。「先生、がんばれ」「おいしくなあれ」と声援を送り、美味しいピザが出来上がるのを期待しながら、釜戸を見守っていました。

いざ、焼き上がり。ホイルを開けてみると、想像したピザではなく、思ったように火が通らず、子どもたちと食べることはできませんでした。この体験から2日後。2度目はどうしたら上手く焼けるか子どもたちと一緒に策を練ってから挑みました。生地を前回より薄く伸ばし、予熱で釜戸内をしっかりと温めてから焼きました。釜戸の特性を読むと見事に大成功。美味しいピザが焼き上がりました。新鮮な野菜をふんだんに乗せたピザは格別です。野菜を落とさないように慎重に食べていました。「おいしい」「おかわりちょうだい」と大好評。失敗からの成功となり、思い出のピザとなりました。

「失敗は成功のもと」今後も何度でも挑戦し、成功する体験を通して、子どもたちの心と体の成長を育んでいきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 見附ルームスタッフ