発達支援つむぎ 宮下「華やかな太巻き祭り寿司を親子で作ろう」

2023.03.24

#発達支援

発達支援つむぎ 宮下ルームでは、2月25日(土)に今年度最後となる体験学習を行いました。

今回は「太巻き祭り寿司」です。太巻き祭り寿司は房総の郷土料理で、お祝い事や年中行事などのイベントに合わせて振る舞われていたものを、今回鴨川出身の保育者が知ってもらいたいと企画しました。桃の花・トンボ・カタツムリなどいろいろな図柄がありますが、誰もが親しみやすく気軽に作れる「パンダ」を選びました。

初めにご飯を量っていきます。いつも食べている白いご飯だけではなく食紅で色付けした桃色ご飯や、黒ゴマをすり鉢で擦り白ご飯とたっぷりのすりゴマを混ぜて作った黒色ご飯をお母さんといっしょに量りと睨めっこしながら計量していきます。

材料を計量する親子

計量が終わるとパンダのパーツ作り開始です。目・鼻・口のパーツを作っていきます。一番小さい海苔を使い、ペットボトルのキャップくらいの大きさのご飯を海苔いっぱいにのばして「巻きす」で巻いていきます。巻きすは竹製ですだれを小さくしたような形になっており、竹の皮めを上にして机に置きその上に海苔をのせて巻いていきます。子どもたちは初めて使う「巻きす」に少し苦戦している様子でした。お母さんが海苔を抑えて、子どもが巻いてと協力しながら、最後は息の合ったコンビネーションでパーツ作り完成です。

それから一つ一つのパーツを組み合わせていきます。完成までの工程がご飯をのばして、巻いての繰り返しということもあり「まだ巻くの」など途中で飽きてしまう場面も見られました。お母さんに励まされながら、今やっている工程から作り終えるまでの見通しをもつことで最後までやり遂げることができました。

巻きすを使う子ども

さあいよいよ、それぞれ作った太巻き祭り寿司を切り分けていきます。「どんな風になっているのかな」「パンダになっているの」など、ドキドキした様子で切っていきます。切った断面を見て「あっ、パンダだ」「かわいい」などと嬉しそうな声が飛び交いました。切る断面によっても表情の違いが見られ、親子での会話を楽しんでいる様子が見られました。

最後はみんなで試食をします。「おいしいね」と言いながら食べる様子がとっても微笑ましく、自分で作ったということもあり普段酢飯は食べられないという子も完食していました。

巻きずしを切る親子
一つの食品が色を持つことで華やかな食べ物へ変化し、親子で一緒に作る楽しさを味わい、食への興味を持つきっかけ作りが出来たのではないかと思います。今後も親子で体験できる活動を企画していきたいと思います。

完成した巻きずし

文:発達支援つむぎ 宮下ルーム職員

発達支援つむぎ 宮下ルーム施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop