発達支援つむぎ 宮下「川遊びから始まるコラージュ製作」

2025.09.26

#発達支援

発達支援つむぎ 宮下ルームを利用する子どもたちと、宮下どろんこ保育園の園児が一緒に「川あそび」と「製作活動」を行いました。

8月、年長児のこめ組全員で近くの宮下川へ出かけました。ライフジャケットの着用もすっかり慣れた様子で、自分で身支度を整える姿に成長が感じられました。道中では「ザリガニを釣りたい」「滝修行したいな」と期待を言葉にしながら歩き、川に着くと思い思いの遊びを始めました。

虫網や虫かごを使いながら生き物探しに夢中になる子どもが多く、道具を譲り合って使う姿や「小さいエビがいたよ」「透明に見えるね」と気づきを伝え合う姿が見られました。観察を楽しんだ後、捕まえた生き物を川へ戻す際には、「先生、戻す前に写真を撮って!」と保育者に伝える姿もあり、発見を形に残そうとする意欲が感じられました。

捕まえた生き物を観察する子どもたち
捕まえた生き物をたらいに入れる子ども

園に戻ってからは「川あそびで感じたこと」をテーマに、4~5人のグループに分かれて製作活動を行いました。活動の始めには「どんなふうにする?」「川の絵を描こうよ」と意見を出し合い、話し合いを通して表現の方向性を決めてから取りかかりました。

グループで制作に取り組む様子

表現の方法はグループごとに様々で、写真を細かく切り貼りして構成を工夫するグループもあれば、見たことを言葉にして書き加えるグループもありました。同じ体験をしていても表現の方法は異なり、それぞれの個性や関心が色濃く反映された作品となりました。

完成した作品

自然の中での体験を仲間と共有し、協力しながら表現へとつなげる過程を通じて、子どもたちの主体性や創造性がより豊かに育まれていることを感じました。今後も、心が動いた体験を多様な形で表現できる活動を大切にしていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 宮下ルームスタッフ

発達支援つむぎ 宮下ルーム施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop