発達支援つむぎ 新羽「イワシの手開き」

2023.12.01

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームでは、併設している新羽どろんこ保育園と一緒にイワシの手開きを行いました。

イワシの手開きは頭を取る→内臓を取りながらお腹を開く→骨を取るという工程で行います。当日はそれぞれの工程を写真で見ながら手順を確認しました。説明が終わると机にイワシが運ばれてきます。

イワシを手に取る子ども

「これにする」とそれぞれ好きなイワシを選び、手開きを開始します。イワシの頭を取り、血が出てきたのを見て「こわい。先生やって。」とイワシを触れなくなってしまう子どももいましたが、生のイワシのにおいを感じたり、血を見てイワシが生きていたことを感じたりすることができました。

イワシの中骨を取る子ども

スタッフが途中まで手開きをして見せると骨を指先で触り「固いね」と感想を言います。骨に触れた後、取ったイワシの頭に触り「やわらかい」と骨と身の固さの違いを感じました。また、途中まで骨をはがして「あとはやってごらん」とイワシを見せると、骨を取ることができた子どももいました。

イワシを選ぶ子ども

イワシを開いた後は、子どもが自分で好きなイワシを選び、フライパンに入れ子どもの目の前で焼きました。触ることを怖がっている子どもにはスタッフが一緒に魚を持つことで魚を触ることへの抵抗感をなくしました。

イワシを焼く工程では「どうして焼いて食べるの?」「魚を触ったあとは手を洗わないといけないの?」という質問があったので、スタッフが生の魚を食べるとお腹が痛くなってしまう可能性があることを伝えました。

イワシを食べる子ども

焼いたイワシはケチャップ、みそ、しょうゆから好きな調味料をつけて食べました。調味料をつけずにイワシを食べた子どもは「ここは甘い味。ここは少し苦い」とイワシ本来の味を感じることができました。給食では魚のお代わりをしない子どもがお代わりをする姿も見られました。

手開きをした日の給食がサバだったので、「サバとイワシどっちが大きい?」「クジラが一番大きいよ」など魚の大きさを比較する声や、「お寿司が好き」「焼いた魚がいい」「今日のイワシおいしかった」など好きな魚のメニューについて話す声が聞かれました。

生のイワシを手開きしたことで、魚本来のにおいや感触を感じることや、魚を食べるまでの過程や生き物の生死について学ぶことができました。今後も食育を通して、食物を食べるまでの過程や生き物の違いを学んだり、生き物の生死を感じたりする機会を作っていきたいです。

文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ

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