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発達支援つむぎ 新羽「感触遊び~経験から広がる遊びと興味~」

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発達支援つむぎ 新羽ルームは春・秋・冬は毎日散歩に出かけ、7月から8月は園庭で水遊びを中心に活動しています。水遊びと言ってもプールやホースの水だけではなく、色水や絵の具、泡、スライム、泥などさまざまな感触遊びを取り入れています。

つむぎ 新羽ルームを利用している子どもたちの中には感覚が敏感な子、反対に感じにくい子、新しい経験を受け入れるまで時間がかかる子など、一人ひとり違った特性があります。そのため子どもの好きな遊びを取り入れながら、苦手な感触や未経験の遊びも無理なく楽しめるよう子どものペースを大切にしながら少しずつ経験を重ねています。

例えば、スライム遊びでは初めての経験に手を出せない子もいます。そのような時は小さな容器に入れて落ち着いた環境で見せたり、大人が一緒に触れたりします。大人が伸ばして見せたり、数字が好きな子にはスライムで数字を作って見せたり興味のある遊びにつなげることで「触ってみたい」という気持ちが生まれ自分から手で触れて遊ぶようになる姿が見られます。

園庭では、二人のこどもがスライムを手で触って遊んでいる

絵の具遊びでは、好きな電車の絵を描くことをきっかけに興味を持ちます。周りでボディペインティングをしている友達を見て、手で絵の具を触ってみると絵の具のヌルっとした感触が気に入って、手にいっぱい絵の具をつけて感触を楽しみ始める姿が見られました。始めは手が汚れる度に洗っていた子も「洗えば綺麗になる」という経験をすることで安心し思い切り絵の具遊びを楽しめるようになりました。また、絵の具のついた手をたらいの水で洗ってみると色水ができることがわかると色水遊びへ興味が移り、遊びが広がっていく様子もみられました。

一人のこどもが、絵の具で赤くなった自らの掌を見つめている

そして最後は泥遊びです。どろんこ会では、足の裏の感覚を刺激して感覚を育てることや足の裏でしっかり地をつかんで歩くことで、土踏まずの形成を促し体幹が強くなるよう裸足保育を行っています。室内でも園庭でも遊ぶ時には子どもも大人も裸足で遊びます。しかし、裸足で土の上を歩くことに抵抗がある子もいます。そこで私たちが子どもの遊びたい気持ちを引き出す遊びを園庭に設定することで遊びたい気持ちが勝り、汚れないように泥の少ない場所を選んだり、ままごと用のレジャーシートを持ってきて上に立って遊んだりと自分なりに工夫して遊ぶ姿が見られます。遊んでいるうちに自然と足が泥だらけになっている子もいます。

また、大人が泥の中に入って、「気持ちいい」と感触を表現しながら、泥で手形を壁につけてみるなど遊び方を見せたり、友達が泥をチョコレートに見立て遊んだりしている姿を見ているうちに真似をして遊び始める姿からは、子どもの「やってみたい」という気持ちの育ちを感じます。

泥遊びでは、裸足の子どもが泥の中を歩いたり壁に泥の手形をつけたりしている
壁にある大人の泥の手形の隣に、自ら手型をつけて始める子どもの後ろ姿

子どもたちは、さまざまな経験を積み重ねることで「楽しい」と感じることが増え、遊びや興味の幅も広がっていきます。私たちは一人ひとりの「好き」を大切にしながら、新しい遊びや経験へとつなげ、「できた 」「楽しい」「好き」が増えるよう支援しています。今年は見ているだけだった遊びに翌年には参加するようになっていたり、泥を手で触る遊びから足まで泥の中に入って全身で楽しむようになったりと同じ遊びでも年を重ねて経験を積むことで、楽しみ方が変わっていきます。

そんな子どもたちの小さな変化や成長を、私たちはこれからもワクワクしながら見守っていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ

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