発達支援つむぎ 荻窪「つむぎ 荻窪ルームの畑仕事 その1」

2024.02.19

#発達支援

杉並区にある児童発達支援事業所、発達支援つむぎ 荻窪ルームでは、実際の体験を通した発達支援を心掛けています。そのうちの一つが畑仕事を通した活動です。

今年度も、1年間を通して、ジャガイモ、里芋、枝豆、ほうれん草などの野菜を育て、収穫を行いました。その一部をご紹介したいと思います。

子どもたちには、自分が育てた野菜だと実感してほしいという想いから、土の耕しや雑草取りを一緒に行い、種まきから取り組んでもらいます。

小さな種を、一つのスペースの中に重ならないように5個蒔きます。

「種が重なっていると野菜の芽が出られなくて困っちゃうんだ。」という話を聞いた子どもたちは、慎重に種をつまんで蒔きます。無事に芽が出てきた後は、間引きの作業があります。間引く芽を慎重に選んで、他の芽を傷つけないように。

「5つの芽のうち、2つ残すんだよね?」と確認する慎重な声も聞こえます。

間引きの様子

作業に取り組むうちに、自然と数の理解や手先の巧緻性の向上につながります。

夏の暑い時期には、野菜にもたっぷり水をあげる必要があります。畑まで約30分の道のりを歩いて、水やりの仕事もがんばりました。

子どもによる水やり

重い水の揺れに負けないように、体のバランスを保ちながら歩いたり、野菜に合わせて前傾姿勢を保ったり、水やりの仕事の中にも、バランスをとる力や姿勢保持の力、体を協調させる力を向上させる動作がたくさん入っています。

秋、みんなの努力が実り、今年も立派な野菜がたくさん収穫できました。

みんなで、足をしっかり踏ん張りながら「うんとこしょ、どっこいしょ」と里芋を抜きます。

実は、室内活動の中でも、綱をつかった里芋収穫ゲームをして、イメージを膨らませて収穫を楽しみにしていました。その成果もあり、みんなで力を合わせることができました。

里芋を抜く子どもたち

ほうれん草も立派です。

ほうれん草と子ども

収穫をした後は、いよいよお楽しみの調理活動です。

調理活動の様子は、また次回のブログでご紹介したいと思います。

文:発達支援つむぎ 荻窪ルームスタッフ

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