発達支援つむぎ つつじヶ丘「友だちの存在~約3か月が経って~」

こんにちは。発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームです。新年度が始まり、スタッフや活動メンバーにも変化があってから約3か月が経ちました。曜日ごとのグループ支援では、友だち同士の関わりが少しずつ見られるようになってきたと感じています。様々な活動を通し、友だちの存在を意識したり言葉で思いを伝えたり、聞いたりする姿が増えてきたので、その一部をご紹介したいと思います。

1:まずは、やぎのミライちゃんへの餌やりです。

活動中、「やぎさんにごはんあげたい!」と子どもたちの方から声掛けがありました。その思いをグループ内で共有し、一緒に餌やりをしています。餌用バケツを持ってみらいちゃんの元へ向かいましたが、バケツが一つしかないため最初は取り合いになりました。取り合いになることも関わりの一つですが、スタッフが様子を見ながら少しだけ仲立ちをします。「順番にバケツ持とうか」と一言伝えると、「そうだね、じゅんばん!」「キャベツ、一個ちょうだい」と会話が進みました。ミライちゃんも喜んで食べていましたよ。

ヤギに餌やり

2:次に、どろんこ会の日課でもある、畑仕事の様子です。

雨天時の支援で作ったオリジナルのペットボトルじょうろを手にし、喜んで水やりをしました。最初はそれぞれが場所で自由に水やりをしていましたが、誰かがシャワーホースを手にすると、他の子も「ぼくもみずほしい」と言葉で伝える様子が見られました。すると、「いいよ、まっててね」と言いながら友だちのじょうろに向けて水を入れてあげ、一緒に水やりが始まりました。「自分でできることは自分でする」「すべての人との関わりから、判断・行動を身につける」。つむぎの子どもたちも協力しながら日々畑仕事を頑張っています。

水やりする子どもたち

3:最後に、クレヨンでお絵描きをしている場面です。

一人がパトカー、もう一人が泥棒の絵を描いていました。「つかまっちゃうかもね」とスタッフが話をすると、パトカーを描いていた子が「まて~」と絵に描いたパトカーを友だちに近付けていました。そのまま「きゃ~にげろ~」と二人でごっこ遊びに展開していきました。最初はそれぞれで絵を描いていた二人ですが、少しずつ遊びを展開させてごっこ遊びに繋がったことが素敵だなと思いました。

クレヨンでお絵描きする子どもたち

様々な活動を通し、他者と関わることでそれぞれの成長が見られます。些細な出来事の中にも大きな発見・気付きがあることを見逃さず、今後も思いや様々な気持ちを表現する機会を作りながら活動を楽しんでいきたいと思います。

文:発達支援つむぎ つつじヶ丘ルーム 職員

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